自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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映像温泉芸社上映会その16 私は芸社をゆるさない(前編)

Category: 上映会・作品感想  
「判決を言い渡す。被告を“YouTubeで見られれば充分”の刑に処す。」
・・・・・裁判長の厳しい声が上映会会場に響き渡った。
バカ映画が犯罪として扱われる時代がやってきたのだ。
「ボクの作品はアートです!」その叫び声はあなたに届くだろうか?
ご来場のお客様から裁判員が否応なしに選ばれる!
裁かれるは映像温泉芸社とその仲間たち!
今ここに「破壊的活動写真防止法違反」をめぐる裁判が野方区民ホールで開廷する・・・。

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相も変わらず一ひねり二ひねりと仕掛ける自主映画の上映イベント「映像温泉芸社」の年に一度の本祭にいった。
何年前からかなぁ?ここの常連になってるのって。
まだなかの小劇場でやってた頃かそのチョイと前からなるか。
みんな元気だ。
ちゅうか、なんかベテランのかもし出す熟練の落語のようだ。
けっこう洗練されてきてパワー至上主義のアンチテーゼになってきている感すらある。

もっとこういうイベントが増えて欲しいもんだ。


■題名 映像温泉芸社上映会その16 私は芸社をゆるさない
■日程 2009年2月28日(土)
■会場 野方区民ホール(西武新宿線野方駅下車徒歩3分)
■開場 15時
■開演 15時半
■終演予定 19時半
■入場料 1,000円均一(当日のみ)
■上映作品
 ◎まぼろしの邪馬台国2(酒徳ごうわく)
 ◎芸社通信16(亜乱陶氏)
 ◎録ゲバ(ダー機関)
 ◎HELL'S THIRTEEN 地獄の13人(でぼんちょ(新人))
 ◎Prezents(飯山範人)
 ◎ライブパフォーマンス
  冷蔵庫マンこと飯塚俊太郎さん
 ◎さよならリュミエール(さとうさん)
 ◎海女ゾネス(AC部)
 ◎女神ナース ビーナース 伊勢田勝行
 ◎マリオの旋風(かぜ) (高岡晃太郎 )
 ◎シャイニング通り(山本拓&高岡晃太郎)
 ◎地獄星(中村犬蔵)


以下、毎度のごとくネタバレありの感想。
 あといつものごとく敬称略
 

■「まぼろしの邪馬台国2」酒徳ごうわく

幻の邪馬台国2

相変わらず人を舐めた作品を作りやがって・・・・と思っていたら、それが上映イベントテーマに結びつくというところで
「ち、引っかかっちまった!」と気づく。
それにしても無茶苦茶なお話しと・・・・・制作やなぁ。


■芸社通信16(亜乱陶氏)

写真無し
あの事務所も随分散らかって・・・・・・・・。


■録ゲバ(ダー機関)

写真無し

作品見終わるまで
「銭」だと思い込んでいたが『録』だったのかぁ・・・・・。
松山ケンイチがこれまでやってきた役が「マンガのキャラばかり」という指摘には虚を突かれたショックが。
たしかに!
地デジ移行に伴う管理する側と逃れる側の虚実取り混ぜの攻防と理屈が舞台となる一場面で剥き出しでぶつかり合うところがストーリーの骨子。
作りは単純だけど、これをお行儀よく作ればNHKの情報バラエティの中のミニコントと構造は同じ。ただその手法はお行儀よくやった途端に知識や情報が押し付けがましくなってつまらなくなる。
ダー機関という秘密組織が巧妙で悪辣なのは、一見高度な知識や薀蓄を楽しく分かりやすく解説した作品のように見せかけて本当は「知識や情報を背骨にギャグやパロディで肉付けして怪物を作る」ことの方がウェイトが高いこと。
ただ、その悪意のたっぷりつまった鍋には蓋が無くて思いっきり吹き零れていることが彼らを野方に押し込められてる理由だ。


■HELL'S THIRTEEN 地獄の13人・・・・でぼんちょ(新人)

写真無し

「映像温泉芸社の上映会で中村犬蔵の作品を見て感銘と衝撃を受け、自分もCG作家になりたいと思い、初めて作品なるものを作ってみました。」
という経緯と共に発表された作品。
「素養や知識・経験の無いものがそう簡単に3DのCGを作れるわけが無い」という俺の先入観があり、だからきっと「逆にマイナス方向にぶっ飛んだ 壊れっぷりを見せてくれるんではないか?」と思い込んでいたら(なんせ、映像温泉芸社というのはそういう方面のゲートは開けっ放しだから)、なんとこれが思っていたより技術が伴っていていわゆる下手っぷり、壊れっぷりを笑う方向のものではなかった。
実際はキャラクターや動きやストーリーや会話(せりふ)といった映画を構成するありとあらゆるパーツに偏りなくギャグを突っ込んでくる油断なら無い壊れっぷり。爆笑。同時に、今の3CDとか関連するアプリの世界はそんな初心者でもあそこまで出来るのか?とびっくり。

それにしても一番驚いたのがタイミングとか笑わせ方とかハズシ方とか作者が影響されたとかいう「デンキネコ」というよりは、ある種「映像温泉芸社」の呼吸・リズム・空気がダダ漏れで、どちらかというとデンキネコよりは映像温泉芸社に影響されたと言った方が正しいような感じがした。

ギャグというものは本来あそこまで雰囲気をまねることは出来ないと思っていた。
CGは結局パソコンやソフトの習熟度さえあれば誰にでも作れるもんだけどギャグとは本来既存に無いものであることが宿命だけに、本編で次々出てくるネタに笑わせられながらも、これほど見事に他人のギャグ感をパクッてオリジナルの物を作れるということにこの作家のなんというか風変わりだけど恐るべしセンスにひたすら感嘆。というよりある種の恐怖。
あるマンガに影響されたからといってまるで同じ絵柄のマンガを描いた人を見た気色悪さ。

そのためやや感動が減じてしまったことも確か。でも絵ではなくギャグ感覚をむしろ良くここまで真似られるもんだという感動のほうが大きい。

そんなことが可能なのか?
どれほど芸社が好きやねん?(笑)
と思って上映スタッフの人とそのことを話していたら





あとで作者のことが分かった・・・・・。
そりゃそうだ・・・・・。なんで気がつかなかったのか?大笑い。

それにしても、この作品で作者のことを知ってるか知らないかも受け取る感情にやはり何らかの影響を与えるということにため息。


■Prezents 飯山範人

present

う~ん・・・・・・。
アイデアも仕掛けもオチも全然だなぁ。
というか言ってることが幼稚。

または そういう「しゃべくり」ではせっかくの良い話も良さげには伝わりません。


■ライブパフォーマンス「冷蔵庫マンこと飯塚俊太郎さん」

冷蔵庫マン
 ※写真は他のサイトでの拾い物からパクリ

昨年に引き続きのご登場。普段とは大分畑違いのステージだろうけど、自分の世界を持っている分まったく怖気づくことなく自分の芸を披露してくれる。昨年に見た(あまりにも畑違いの客達を)振り向かせよう振り向かせようという力みも薄まっているのに、けっこう自分のペースに持っていっていた。
面白いことに、今回は酒徳ごうわくが非道なことにこの冷蔵庫マンのパロディをやるという暴挙をやらかし、これがまた大うけ・・・・・って言うか、マジでめちゃくちゃ上手くて面白かったという・・いったいどうなるか?見たいな恐ろしいことになったが身も心もどっぷりと芸人だったなぁ。
幸いなことにこの人は冷蔵庫以外のキャラをたくさん持ってるので(メインではあるが・・・・)、潰される
ことはないし、普通に「今の面白かったなぁ」といえるところに負け惜しみの楽屋落ちではない余裕が感じられた。だってそのあとやっぱり違う芸でちゃんと笑いもってってたもんなぁ(あの切り絵ギャグは秀逸でした)。
「変なもの好き」「イタイのも好き」「わけの分からんものも平気」だけど「それなりに知識もあり感受性も
備わっている(偏ってるけどw)客層という特殊性を考えるとひょっとしたらテレビのバラエティや有名な寄席なんかよりずっと映像温泉芸社のステージの方が受け入れてくれる場なんじゃなかろうか?
去年感じなかった「芸」の上手さを今年は感じた。
この人の芸は「寒い親父ギャグ」ではなくて その間をつなぐトークこそが肝だったんだなっと。

っていうか本当に酒徳ごうわく上手すぎ。
来年は本気でがんばって作品作って夕張と野方の二元中継やってくれよ。


■さよならリュミエール(さとうさん)

さよならリュミエール

パンフレットを見ずに鑑賞したんで誰の作品か知らずに見ていたけど、すぐに作者がだれか分かった。
初めに馬鹿笑いさせて、そのあとでしんみりとなおかつ意味深なテーマを語る新喜劇方式の手法はさとうさんのお得意の手口だけど、この作品は今までのこの手法の中でもっとも良かったなぁ。なぜか分からんが。
ところで作品ではなくリュミエールに関して考えたこと。
映画嫌いな俺にはリュミエール兄弟に関しての情報は雑学ネタとしてしかなかったので今回の映像は初見だった。
そこで知識でしか知らなかった彼らのことがやっと分かったけど・・・・・
そもそも「映画の発明」って絶対混同されてるわ。
「写真を動かすことに成功した」のはリュミエール兄弟だけど、その時点ではまだ「映画」でもなんでもなかったし、また同時にそのあと、何か別のものに変わる可能性もあったし、そこだけで終わっていたかもしれないものだった。
タダどこかの誰かがこの便利で不思議な道具を見て
「へぇ、写真が動くんだ、ひょっとして「物語」をこれを使って表現できるぞ?」
とか
「この絵とこの絵をくっつけたら、なんか感情が表現できるぞ?」
とか
「ありゃ?突然人が消えたぞ(あるいは現れたぞ!)コリャ面白い!」
となって初めて「映画」が誕生した。
リュミエール兄弟が生み出したのは胚でしかないのだからこれを「映画の父」というのは「混同」だと思う。

本作品ではタイトルどおりリュミエールにさよならを言っていた。
動画が当たり前の時代の人間にとっては「ただ写しただけでは感動しない」から。

そうか?
先に書いたようにリュミエールの生み出したものは胚でしかなかった。
「絵や写真が動く」という大発明はそれから100年間(磁気データに置き換わるまで)のすべての作者・すべての観客がリュミエールの技術を使ってしか作品を作れなかったし見れなかった。
彼らは作家ではなくて技術者・発明者というのが正しい理解なのだ。

だけど21世紀になって磁気や光メディアで動画が記録されることによりやっと(いよいよ)本当に我々はリュミエールにお別れをしなくてはなら無くなってるとも思う。
だけど俺は「さようなら」ではなくて「ありがとう」といって彼らと別れたい。

えっと良く分からんが、本当にリュミエール兄弟の世間的評価って「映画の父」なの?



というわけで続きは明日か明後日。


ネタがつまってるんだわ。
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テーマ : 自主制作    ジャンル : 映画

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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