自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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伊勢田大博覧会(前編)

Category: 上映会・作品感想  
あるいはヘンリーダーガーと伊勢田勝行

DATA
■会場 新宿ロフトプラスワン
■開場 12:00 / 開演 13:00 (終了予定時間16:30)
■料金 ¥1,000(飲食代別)
■映像温泉芸社
・全てはここから始まった?『ハイスクール・リーパー』
・超絶アニメシリーズ『浅瀬でランデブー』、『モノローグガール』総集編
・孤高の特撮ヒーロー『聖ジェルノン』
・芸社が作った伊勢田作品?『地獄のバーディー』再上映だ。

ヘンリーダーガーというのは1892年にアメリカシカゴに生まれ8歳までに両親と死別。12歳の頃、感情障害の兆候が現れたという理由で知的障害児施設に入れられるも脱走。
皿洗い兼掃除人として以後1973年81歳で死亡するまで周囲からはまったく無視され続け実に孤独に生きてたおっさんのことだが、その彼が今の世界中のアートシーンを震撼させてるのが、引きこもりながら一人で誰にも見せることなく19歳のころから書き続けられた『非現実の王国で』というタイトルの膨大な量の小説原稿と挿絵の山が発見されたからだった。
彼はその物語を誰にも見せることなく一人黙々と40年以上書き続け、死ぬ寸前に他人に発見されたときもそれを見られるのを拒んだという。

ダーガー1

モノの解説やレビューを見るとダーガー(と発音していいのかどうかすら同時期に生きて会ったことのある人にすらわからなかったとさ)の絵は他人を徹底的に拒んだ中で描かれた画ゆえ、普通の人には思いもよらない歪みやデフォルメが染み出し(もちろん正規の絵の勉強などしたことはない)、見る人にある種の幻想・・・・もしくは知識や教養によって埋め込んだはずの生理的汚物を突き出された感がして他の美術を鑑賞するのとはまったく異なる感情が動かされるんだそうだ。俺なんかはネットでしか見てないけど絵やそれを使った映画の予告編を見てると『成りたくないけど、成ったかもしれないもう一つの自分』を見てしまうようで怖い。

 
前置きが長かったがいちいち検索して調べるのも億劫だろうから簡単にまとめて書いた。
このヘンリーダーガと比することは伊勢田勝行を紹介するには非常に便利だ。
伊勢田作品(特にアニメ)の最大の特徴であるすべてのパートを一人でやる!という荒業もさることながら特に声(声優)に関してのこだわりは作品を作る動機というか作る理由が鑑賞者よりも圧倒的に自分への要求となっていることに、ひたすら自分のためだけに描いていたダーガーと重なるように思われる。また、どちらも多作(それにしてもアニメまで多作なのは凄い)であることも共通点だが、仮説としては他者からの干渉の断絶が考えられる。というのも、他者からの評判や評価を求めると成長や時間の経過に伴い求められるハードルが段々あがっていき、より面白いもの・より高度なものを自ら求め始めるとどうしても一作ごとの間隔が開いていくからだ。普通の人はそれを「成長」として捕らえるが、自分の為にやっている行為に関して外からどいうのこうの言われるということは異物でしかない。「あ、これがやりたい!」と思えば即断で作業にかかれ、またその間邪魔するものは何もない。となれば多作は簡単である。トークで聞いた限りでは伊勢田監督は引きこもりというわけではないが外からの雑音はまるで届いてないと思われる。枝葉になるがダーガーも伊勢田も作品のあちこちに聞きかじった誤った知識や情報が至る所に現れるのはその特徴の一端だと思われる。また伊勢田作品の絵が20年前からほとんど変化しないのも他者の眼を意識してないからこそ成し得る奇跡の技なのではないかと創造する。ちなみにダーガーの絵についてはまだ全部を見てないのでわからないが、この仮説があっているならば彼の絵も40年進歩してないのではないかと思う(もっとも、ダーガーの場合、雑誌のポートレートなどからのトレースという手法が見られるということなので、自身の絵の上達は基にした写真に左右されてるのかもしれない。)
夢を追い続けるというよりは、夢をなぞり続けている。そんな感じが二人から感じられた。

成長とは変化の言い換えでもあり、変化は他人との同調と置き換えるならば、日米のこの二人はそれを完全に否定し自力で空想を育てた稀有の存在であり、作品を見たときに感じる驚愕と恐怖は人間でないものを見たのと同じものかもしれない。

(続きは明日)

告白饅頭

※こうして二人の絵を並べるとさすがに「ちがう」よなぁw
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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
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