自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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俺の1Q77~79 第一話「俺は誰よりも高く飛ぶ!」

Category: どうでもいい話  
先日の中学校時代の部活のことを書いたら急にあの頃のことがいくつも脳内スクリーンにダダ漏れに思い出した。
巷では何でも「ちょっとだけ過去の話を書いた小説」が今売れてるらしい。

よし!じゃぁ俺もやってみよう!
ということで、自分が最も過敏だった思春期13~15歳の頃の話を細切れの短編視して書いてみようと思い立った。
タイトルは1977~79年の頃の話だからそのまま「1977~79」としようかと思ったけど、普通過ぎるし、少しでも「なんだ?」って気を引くには少し捩った方が良いと思うので9の数字を同じ読みのアルファベット「Q」に置き換えてみた。
題して「177~79」

ついでに普段の自主映画や日常のど~でもいい話と切り分けることにするためペンネームをつけることにする。
村上軽樹(ムラカミカルキ)にしよう。
なんとなく聞いたような気がするけど似た名前は多いから偶然の一致だろう。
もし誰かと似通っていたらカルキの方を捨てて苗字だけにしよう。



これがホントのカルキ抜き。





中学校の2年半は陸上部にいた。
最初の半年は野球部にいたけど、どうも俺はチームプレイが苦手ですぐにやめた。

で、陸上競技の中で俺は走り幅跳びを専門にしながら時々走り高跳びを専門競技にしていた。
本当は走り高跳びの方が好きだったのだけど 俺の代でのキャプテンが常に俺より身長が10cmも小さいくせに常に俺よりも5cm高く飛ぶのであきらめて幅跳びにしたけど、高跳びの練習はふわふわの分厚いマットを使って楽しそうで仕方ないので競技会前以外は走り高跳びの方ばかりやっていた。

これが背面とびだ!


そんなある日。試合を控えて高飛びの練習をしていた時のこと。
あまりやったことのある人はいないだろうけど陸上競技の中で走り高跳び(一部を除いて棒高跳びはまだほとんどの中学生がやらない)だけは恐怖心の克服が何よりも大切な条件になる。目の位置より高いところにあるバーを背中越しにび越えるってマジで怖いから。だから単純な運動能力だけで比較すると垂直跳びで高く飛ぶ奴ってのは他の運動系クラブの奴らにもゴロゴロいても、走り高跳びとなればキャプテン以外に俺と同じ高さを飛べる奴は俺の学校にはいなかった。跳躍能力だけではなく勇気と技術が問われるのだ。
どうだ凄いだろう!?俺!

そんなある日。
 
背面跳び分解写真



俺たちジャンパーは競技会方式で150cmから跳躍を始め記録に挑もうとしていた。
そうして調子よくバーを飛び越えていき、後輩達が落伍していく中、その日絶好調の俺は一発成功を重ね、気が付くと最後の一人になり、さらに自己新記録でもあり自分の身長より高い177cmに挑むところまで来ていた。
そうなるとイヤが応にも緊張と興奮に襲われる。
イヤ、記録にではなく




周りに集まり始めた 俺を見つめる熱い視線にだ!


陸上部の最大のメリットは運動系クラブの中で唯一「女子と合同で活動・練習する華やかな場!」である。
当然、俺の同輩も後輩もその場にいるわけだし、彼女らもほてった顔でかっこいい先輩たる俺を見ている。この日ほど陸上部であったことを喜んだ日は無い!
いやいや、それだけではない!
なんといっても試合形式でやったもんだから時間がかかりすぎ、そのせいで練習を終えた他のクラブも片付けをはじめて、次第に俺たちの練習場でもあった体育倉庫に集まり始めていたのだ。
野球部もバレー部もサッカー部もテニス部も彼らが見たことの無い高さのバーを前に大記録の目撃者になろうとして皆が足を止め始めたのだ。そのために出来た人だかりがさらに人を集める。

「げ~!あれ跳ぶの?」
「すっげぇ~!跳べんのかよ~!」
というサッカー部や野球部の連中の声。
中にはズケズケと近寄ってバーの下に立って自分の背と比べる奴も出てくる。
半分以上の生徒にとっては自分の身長より高いところにバーがあるからだ。
付け加えると、当時の俺の中学校は生徒数の馬鹿みたいな増大を受けて他の中学校から分離独立して出来た学校だったので全生徒数は少なく、ほとんどが小学校からの持ち上がりなので上の年代も下の年代もほとんどが暮らすが一緒になったことがある顔見知りだから遠慮が無い。
当時から奇異な行動の多かったため学校内外でも少し有名だったこともあり余計注目された。

特に思春期真っ只中の俺にとって興奮剤として作用したのはやはり練習を終えて集まってきた
女子だ!
女子だ!
女子だ!
女子だ!
女子だ!
女子だ!


これ跳んだら 
俺はヒーローや~~~~!
明日から俺は全校の女性との噂の的になる!

陸上部なんていう普段まったく日の当たらない活動だったことがさらに俺の思考を暴走させた。
しかしこの作用はこの時だけは良い方に作用する。
恐怖心が一切なくなるからだ!

遅れてくる人がだいたい出揃うまでケレン味たっぷりに待たせた俺は、ほぼ集まりきった頃を見計らい
急に無口になってじっと十数m先のバーを見つめた。

その雰囲気を察してすぐに数十人の同級生達が目だけ光らせた置物のように黙り込んだ。

それでもじっとしてると恐怖が頭をもたげてくる。
しかし、飛びきった後のパラダイスを想像するとすぐに消える。
「今日の俺は いける!」

大きく後ろにのけぞって思いっきり後ろに体重をかけ、胸いっぱいに空気を吸い込んだあと俺は助走を始めた。
自分の足音も聞こえないほどの静寂に俺は包まれた。
体の動きはスムーズだ。
すべての筋肉と間接が滑らかに動く!
右腕の振りと回転はいつものようにまったく滞りなく動く。

こうして俺は人生最高の瞬間を迎えた!

まったく想像もしなかった形で!



俺は全身全霊を込めてすべてのエネルギーを費やして高跳びのバーを支える支柱に後頭部から突っ込んだのだ!


ゴィ~~~~ンという除夜のような鐘ともボーリングの玉をコンクリの上に落としたような音とも言えぬ気色悪い音をあたり一杯に響かせ、全運動部員達の前で俺は鋼鉄製の支柱を背中に抱いたまま硬い地面の上に・・・・投げ飛ばされた虚弱な少年のように倒れた。


検証CG・・・・CGってばCGなの!





俺の走り高跳びの最高記録は顧問の先生に「人生で初めて見る形の失敗ジャンプ」と言わしめたオチを披露して終わった。



どんだけバカウケしたか。
当時のキャプテンや後輩の女子なんか呼吸困難になって顔がドス赤黒くなるまで笑ってたもんなぁ。


一日を見事にチャンチャンと終わらせることは難しいが、俺はそれをやった。
ただ、俺だけがそれを味わえなかったんだよなぁ。



毎日夕焼けは優しかった
あのころ 夕焼けは毎日 優しかった

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Comments

No title 
ちょっと待て!
ひょっとして村上春樹の新作って「IQ89」じゃなくて「1Q89」なの?!

おれはてっきり知能指数89の少年が主人公のアルジャーノン系裸の大将話だと思ってた。




……やれやれ。
貴 様 と い う 奴 は ! 
人が気持ちよく過去の栄光に思いをはせてる時になんで別ネタをかぶせてくるかなぁ!?



ずっと前からそうだよなぁ!
No title 
俺はあんた専属の「荒らし」だからな。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

ダカラァ
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