自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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卒業論文 骨董マニアと オカルトマニアの比較と考察と怒りと文句と 少々の希望

Category: テレビ  
カミさんのお気に入り番組の一つ「なんでも鑑定団」は例によって俺が自分のチャンネル権を放棄しているため付き合いで晩飯ついばみながら毎週見ているのだけど、

なんでも鑑定団タイトルなんでも鑑定団

この番組でいい具合に視聴者の溜飲を下げさせてくれるのが「金持ってるというだけで、骨董にハマりこんで、贋者つかまされてるガッカリする」輩。
先祖代々金持ちってのは家にとんでもない一級品がゴロゴロしてて自然と目が肥えてくるか、ありふれ過ぎてありがたみが薄いくなったりするけど、金持ち暦が浅いと自分の鑑識眼だけで物を選ばなければいけなくなるため、どうしても贋者を掴まされる率が高くなる。
そういう奴が自慢のお宝を番組に持ち込む時に良く聞くのが「ぱっと見た瞬間にピピッと来た!」とか言ってデキの悪い崋山や古伊万里や青磁を買っちゃう。
 なまじ事業で成功したことのある人は専門以外の分野でも通用すると思い込むせいで直感とか第六感を優先しちゃって二桁ぐらい違う金を捨ててる。(あと共通するのは集める範囲・ジャンルが滅茶苦茶で焼き物も掛け軸も西洋アンティークも油絵もあって節操とまとまりがない上にそれらを同じ棚に入れてるのを見ると「チャンネル変えてくれ。」と言いたくなってくる。)
 時にふと思い立って写真集やカタログや文献を買ってにわか研究するものもいるが、そこに載ってる写真と「同じだ!」というだけで俄然奮い立つ。しかし、よく見ると細かいところで写真との差異があったり時系列上ありえないものだったりしても、これは○○だったから発見が遅れたんだ。」などと珍解釈をひねり出してなんとか自分の所持品がホンモノであることに納得しようとする醜い姿。
 
この感覚ってのはどっか他でも同じようなのがあったよなぁ・・・・・。
とか思っていたら気が付いた。

オ カ ル ト だ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。

 
写真に写った奇妙なものを見て地縛霊だ!兵士の怨霊だ!
スカイフィッシュだ!オーブだ!とやたら騒ぐ奴。
あるいは他人の恐怖や不思議な体験や経験をさらに煽る解釈を知る奴。

「自分に霊感がある!」と思い込む人と「自分には本物を見抜く審美眼」があると思い込む人との精神構造はまるっきり同じだと思う。
どちらもベースには「他の人には分からないものが分かる優秀な能力を持ってる俺!」という優越感だ。
優越感といってもそれが他人に対して「どうだ、だから俺には頭を下げろ!」というのではなく、「俺にだってこんなに優れたところがあるじゃん、捨てたもんじゃないよ!俺!」という自己のアイデンティティを支える背骨・屋台骨として機能するものだ。
これはオカルトや骨董だけではなく、俺だって「自主映画に詳しい」なんてオカルトを持っている。
他にもワインにうるさい(自分は味の分かる男だ!)奴とか、
寿司にうるさい奴とか、
撮影を予定すると雨降る奴とか、
ブログに腹黒いのとドス黒い二匹の悪霊が付いてコメントに自動書記するとか・・・・・

俺が入っているmixiのコミュの一つに「心霊スポット【関東】」という奴がある。


1039664_213.gif


まぁほとんどが「○○区の心霊スポットはどこですか?」とか「これから○○に一緒に行く人!」とかいうたわいもない話題でまぁ大概は恐怖と歓喜の境界のあいまいな感情によってドーパミン・エンドルフィンを自己抽出してラリっちゃおう!というものだけど、
時に「相談事」なんかがると途端に俺のイヤな気持ちアラームが鳴る。

【心霊写真】相談させて下さい。
を見たときだ。


>相談者:
>知人の携帯の写メに半透明な足が写りました。
>お祓いしようにも携帯電話・・・。
>皆さんならどう対処しますか?


という相談に対し
一番初めに付いた解答が
>まずその画像を消して、携帯に塩を振って、
>「悪霊よ退け」と大きい声で言ってください。
>それで大抵のものはお祓いできます
>携帯をお焚きあげする必要はないですよ。


まず写真を見せろ! じゃないでしょうか?
実物見ずになぜ「悪霊」なんでしょうか?
シャッタースピードに対し被写体が早く動けば手足の一本二本簡単に消えますが?
携帯に塩振って~というのは誰が考えたんでしょうか?
(携帯なんてここ10年、ましてや写真がそれで撮れるのはもっと最近)
その効き目は確かなんでしょうか?
それをしなかったがためにエライ目にあった人ってご存知ですか?
と、ツッコミどころ過積載なところに

>ありがとうございます。
え~~~~~!納得できるんだ!?

どこの馬の骨が答えたかも分からんのに?
それが効き目あるかどうか分からんのに?
そもそもその写真が本当に心霊写真なの?悪霊なの?

もう自己完結しちゃってて気持ち悪いこと。


《バカ心霊写真》
バカ心霊写真
 ※この写真で判断できるってのが 可笑しいだろ?




骨董マニアとオカルトとその精神構造は同じだけど、ここに大きな違いがある。
それは骨董の世界には存在している専門の鑑定士がオカルトの世界にはいないことだ。
そのため何が正しいか誰にも分からない(本人もw)、何が間違っているか分からない。
誰一人 不正も不正直も間違いも指摘できない責められない。
怖がらせようが安心させようが思いのまま。
もちろんまだ科学で正体が解明していない以上鑑定できるわけがないので、「鑑定士」の存在はありえない。
が、それを理由にしてるから「贋者」「偽者」の跋扈を阻止できなくなるでしょう?
そこが業界(w)の甘えの温床になってる。
頼る方も頼られる方も甘えた構造。

ああ、だから俺は奴ら(オカルトマニア)が嫌いなんだ!

実は俺はオカルトはそこそこ好きだ。
でもそれは宇宙の天体の不思議や動物の奇妙な生態がすきなのと同じ線上にある。
自分の周りは退屈で平凡極まりなくくだらない世界だけどその地続きの先にそんなに不思議でステキな世界がある!
ならば今いる場所より少し一歩でも外にでたらその分だけちょっとは不思議で可笑しくて楽しい出来事があるかもしれない。そういう思いの中にある。
だから「ホンモノ」しか信じたくない。だまされたくはない。虚構に躍ってガッカリしたくない。
だから「それは確かなの?」という姿勢でオカルトに向かい合っている。
あったらきっと人生もっと面白くなるに違いないからだ。


また今週も「何でも鑑定団」を見させられるだろうけど。(案外この番組嫌いではないw)
そこで奇妙な自信を支えにしてとんでもない掘り出し物と思い込んで家族の反対を押し切って買った人間が出るだろう。
案の定、判定はガラクタとされてガッカリする姿が視聴者の笑いを誘うだろう。
その原因が不勉強だったり我田引水だったりした場合、また俺の機嫌も悪くなるだろう。
しかし、己の過信についての失敗をきっちりと指摘する人たちがそこにいる。
オカルチックに物事を信じ込んでしまうのは人間の原罪だ。
はまってしまうのも仕方ない、だからこそ「それは違うよ。」という人も備わっている。

専門家ばかりや分からないものには一切手を出さないなんていう堅物人間ばかりの世界も駄目。

その両方が存在している世界は実はとても健全で健康的なんだ。

だがそれがいい
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テーマ : art・芸術・美術    ジャンル : 学問・文化・芸術

Comments

No title 
【骨董マニア】下駄屋から身を上げ、一代で区会議員にまでなったワシだから、茶碗の鑑定なんかちょろいもんじゃ。がははは。

【オカルトマニア】ブスでバカで貧乏なあたしだけど、きっと人に勝てる何かがあるはず……。そうだ! 私には霊感があるのよ! オーラが見えるわ!

じゃないかな。

骨董品の場合は、ある程度客観性のある「相場価格」というのがあるから、『なんでも鑑定団』的な、「市場原理と個人の思いこみとのギャップ」を楽しむ番組になる。
いっぽうオカルトは、「言ったもん勝ち」で客観的な判断はさせない仕組みになってるから、『オーラの泉』となって和服のデブおやじやら、文豪にケツ掘られたのが自慢のオカマの妖怪やらが、「凡人にはわからんだろうがあんたの前世は、江戸時代の太鼓職人で名前はポン吉」などとキチガイの妄言を垂れ流す番組になる。


で、どちらも
「やたらと壺を買わされる習性がある」って点では似てるのだが。
一足早く芸術の秋している小原です 
>【骨董マニア】下駄屋から身を上げ(ごっそり中略)
>じゃないかな。

いくぶん我田引水の毛はあるとしても
こういう根拠のない自信を多くの人が持つのは
思うに日本人が古来から何かにつけてすぐに頼る「精神論」が背景にあるからではないかと。

スポーツだと「技術が劣っていても根性さえあれば勝てる!」
というのと
「真心がこもっていればその作品はきっと伝わる!」
は凄く近いか 同じものを異なる方向から見ているだけじゃないか?と思う。

人間は精神の動物だから決してそれに価値がないとは思わないが
だからといって真っ先に優先すべきものではない。
そうやって拡大され薄味になった精神論があらゆる方向に滲み出したことで
骨董や絵画などのアートも「心の目で見れば本物が分かる!」とかいう愚説が誕生してるんではないかと。
だってあまりにも無防備に「勘」に頼る体質って気色悪い。

澄んだ子供の目ならば霊が見えるとかいう説の根拠って「?」だけど
オカルトにもたれ掛かるハマり方をしている奴らってのは
知識や研究や愚直なほどの繰り返しによる訓練という「努力」の物凄さを軽視して
苦労しないことを選択する言い訳に「精神論」を持ち出しているに過ぎない。
自分が見た不思議なモノや体験を探求することなく安易な結論に飛びつき、
「だって俺の勘がそういっている!」
と来たら
「神風」までもう一歩じゃないか?

でも、古今東西問わず精神論を先頭に持ってくるときは決まって土俵際かがけっぷちの奴らが言い出すんで
「根性で勝て!」は英訳すると「GIVE UP」の意。


知識と教養なくしてアートを感じることなんかできねぇよ。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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