自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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伊勢田大博覧会(エピローグ)

Category: 上映会・作品感想  
さて少ない情報と知識と知能指数で膨大に水増しされた文字数を費やしていろいろ書いてみた伊勢田大博覧会のこと。
その閉めとして、このイベントを主催した犯人「映像温泉芸社」なる秘密組織(w)に触れなければならない。

映像温泉芸者イメージ
※映像温泉芸者イメージ(あくまでイメージです)

といっても簡単に紹介できるほど単純な組織ではない。
早回しで言うと、自主映画監督の集まりであり、上映イベントの興行者であり、時々2ちゃんねるで叩かれたりする、真面目なアート系自主監督から見れば実にちゃらんぽらんに見える団体である。市川昆も黒澤明もコッポラもここの出身である。最後は嘘である。
前にもこのブログで紹介しているので参照してください。まだリンクの張り方がわからない。

で、今回の「伊勢田大博覧会」の企画・構成・運営のすべてを実施したのがこの団体なのだが、もともと彼らの個々のメンバーが作る作品のエンターテイメント性の高さもさることながら、特筆すべきなのはイベントにおける「プレゼンテーション能力が異常に高い。」ということが上げられる。
毎年この団体が2~3月ごろ行う「本妻」「本祭」と呼ばれるイベントはその最たるもので俺も何度か手伝ったことがある。
とにかく、使えるものは作品だけでなく、パンフレット、ホームページ、掲示板への書き込みに始まり、当日のパンフレット、売り場、看板、とにかくそこにあるもので何でも使ってウケを狙ってなんか必ず仕掛けてくる。上映プログラムにも仕掛けがいっぱいだし、機械トラブルだってネタにする。
見たことの無い人には伝わりにくいが、これは単に悪フザケの集団という意味ではなく、エンターテイメントサービスに関して真面目で貪欲でエネルギッシュなのだ。
日本は笑いを低く見る傾向が強いが、アマチュアでこのレベルはなかなか無いので映画好きでなくても一見の価値有りだと思う。
 
そのエンターテイメント的サービス精神がこれまでで一番発揮できたのが今回の伊勢田大博覧会じゃないだろうか?
というのもこれまで伊勢田作品のことについていろいろ言葉をこねくり回したが、実際のところ何も知らずにぼ~っとあの一連の作品を見たら「ただの下手糞の自己満足作品」にしか見えないからだ。
良い作品を集めて上映することは誰にでもできる(僕にもできたぁ!)。しかし伊勢田作品の面白さを不特定多数の人間に一方通行のプレゼンテーションで伝えるのは実は至難の業なのだ。
そのため彼らは膨大な作品群のひとつひとつにテロップを入れた。スクリーンを持ち込んでどこに座っていても見られるようにした。作品の気になったところは外さずコメントを集めてくる。「とにかく分かってほしい!」というエンターテイメントで最も重要な要素をしっかりとやっている。
驚くのは「映像化されていない作品」(※伊勢田監督は漫画家志望だったこともあり、漫画化されてはいても映像化されて無い作品がまたゴマンとある)まで、原作の雰囲気を壊さず見事な手法で映像化して見せたことだ。
もう伊勢田という人間は鯨のように捨てるところが無い。監督そのものの生き方までもが作品であることを彼らは外さなかった。
当日上映された数々のメイキングやドキュメントも俺が分析した「ナルシズム」から来ているのなら素材は元からあったと思うけど、伊勢田をより楽しむためにはそれが必要だという判断は正しいしどころか、知らない人に一緒に楽しんでもらうにはそれは絶対でしょう!それをちゃんとやるところが恐るべき技量とエネルギーとあとサービス精神なんだろうなぁ。
前にここのブログで「伊勢田作品は上級者向け」と書いた、自主映画鑑賞暦10本以下には難しいとも書いた。
それは何も知らない人に伊勢田作品を相手に理解させて楽しませることは「ピカソの絵を小学生に見せる」ぐらい乱暴でハードルが高いからだ。
しかし、今回のイベントでの彼らの翻訳能力はパーフェクトだった。いやむしろイベントまでもが全体で「芸術」にまで昇華してしまったと思う。

面白いのはこうやって書いた数々の彼らの技量や根気やサービス精神は伊勢田とまるっきり反対だということだ(しかも携帯もパソコンも持っている!)。その対極の二つが結びついてるところに爆笑。
殆どの観客はこの日「伊勢田作品の凄さ」を十二分に堪能できたと思うが、それは彼らの翻訳能力の高さから来るものと言っていいと思う。他の上映会やイベントで果たしてあれほど正確にかつ効果的に伊勢田を伝道することができるだろうか?と考えるとむしろ、伊勢田作品は扱えるのは彼らしかいないのかもしれない。
ヘンリー・ダーガーにジョン・M. マグレガーが居なければあの奇妙なアートが世に出なかったように、伊勢田勝行に映像温泉芸社がいたから我々はあの空間にいることができた。


ところで案内にあった
※伊勢田監督作品のキャラクターコスプレした方は、200円割引。
って奴だが、ひょっとして『日本沈没』(WWWW)でも良かったと言うことでしょうか?
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テーマ : アートイベント    ジャンル : 学問・文化・芸術

Comments

No title 
量子物理の世界で言うところの「観測が対象の運動の結果を決定する。」という理論からすると「映像温泉芸社の度重なる伊勢田氏への干渉が彼に何らかの変化を与えてしまわないかと心配するものの、
「その程度で変わるものならば、とっくの昔に変わっていた」だろうし、先にも述べたように強力なナルシズムがある限りこれっぽっちも変化するこたぁ無いだろうと言う安心感もある

個人的感想だけど、メイキング映像に現れた映像によって伊勢田氏の姿を初めて見たが月は離れて見るから綺麗なんだろうなぁ。と改めて思った。
俺には毒が強すぎる。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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