自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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行って来ました。予告どおり明治大学の学園祭に。(まとめ編 )

Category: 上映会・作品感想  
そういうわけで駿河台映画製作研究部上映会の感想のおまけ   というよりむしろこれが本題

まとめとしての総評

イベントとしては
ラインナップも長いもので30分程度で、ちょっと立ち寄ってみるには手ごろな尺数。
素人が長編作ってもろくなことにはならない場合が多いし、労力は過剰に多く失敗したりだらけたり完成しな かったりすることのほうが多いので無難だけど確実な方法。
作品のレベルは特に高いと言うわけではないがアマチュアとしては十分なレベルに揃っているし、極端に酷い作品も無い。インパクトは弱いけど「レベルの底上げ」が出来ていてそりゃぁ鼻息も荒くなるなぁ と関心。
ただ、俺個人としてはやっぱり一本ぐらいはどうしたら良いの?というぐらい頭を抱えるようなとんでもなく酷くてつまらない作品が混ざっていて欲しかった。そういう意味では作品数の割りにバリエーションが少なく小さくまとまっちゃってかえって個性が埋没したかなぁ という感じが今は残っている。
それが良いことか悪いことか分からんがこっちはもう長年に渡っての「自主映画中毒」患者だから耐性がついてしまっているのでやはりキツイ一発が欲しくなる。個人的にはそこが不満。

会場設営運営は丁寧で途中入場者には懐中電灯で足元を照らして案内してくれるなんてのは自主映画では数えるほどしかない経験。

強く印象に残っているのは入場者の多さだけど、その人数が作品ごとに毎回ごっそり入れ替わるのが面白かった。

問題はMCか?他の日はまた違う人がやっていたかもしれんが、俺の見たときは声が小さく何言ってるか分から なかったし、せいぜいタイトルと作者の名前ぐらいしかいってない(尺ぐらいは言って欲しかった)。アンケートが選択式で無く自由筆記式だったので、その答えを核時間のことを考えれば幕間はもっと空けて欲しかったし、どうせならより多くの情報を与えて欲しい。何も情報の無い状態で鑑賞するのはなかなか難しい。俺らが普段見る映画って意外と気づかないけど作品以外の情報はやたらと多い。無名の監督無名の役者無名のタイトルがデフォルトの自主映画は決して同じ状況では無いことはもう少し気をつけるといいかも。

でも全体として作ることどまりでなく「見せること」までが視野に入っていることが作品だけでなく当日の運営にまで見えて楽だった。
 
●で、ツラツラと考えたことを

ブログというシステム(と文化)が誕生した欧米では一個人が意見・提案・反対などを主張して社会に対 して働きかける趣旨で発達していったんだそうだが、その後日本に入ってくるとそれは各個人の経験や生活や心情をつづる狭隘で恐ろしく私情的なものを披露するアイテムに変形してしまった。
何でもかんでも個人レベルに取り込んで私物化することが日本人の公共マナーの悪さを指摘するときに使われるけど双方はとても似通った根っこを持っていると思う。
メディアに限らず日本人はシステムや装置などを「私物化」するのに最も長けた民族なのかも知れない。
俺や俺の周りの人の多くはこれまで「自主映画」という言葉が商業映画に対するアンチテーゼ的なポジションとして大なり小なり反抗的な匂いのようなものを発散したり嗅ぎ取っていたりしたが、ビデオとPCにより映画でさえも私自身を発信するための使い方へと広がった。カタチとしてだけではない私」をより遠くの人へ、よりたくさんの人に、伝える術として。生まれたときから親がビデオを振り回し自分の運動会や遠足や合宿などに使ってきた経験を持つ彼らにとっては初めから「商業」「自主」なんて対立軸は持たず、プライベートツールとして存在していたようだ。そのせいで、どの作品も彼ら自身と会話するより多くのことを物語っていたか、あるいは知るための手がかりに溢れていた。

偶然なのかどうかは分からないが今回の俺の見たラインナップはほとんどが「自分と他人の繋がりとそれを維持すること」をテーマやモチーフにしている。それはサークルという集団活動の中で生み出される必然なのかもしれないが、やはりこの偏りは特筆すべきものだと思う。しかもそのどれもハッピーエンドなのだ。
どの作品にもエンディングロールに何度も同じ名前が出てくるところは技術の伝播や技術の底上げと言う意味合いが強いだろうけど、それは同時に「皆で同じレベルを維持しよう。」と背中合わせだし、それによっての格差を作らないですむという作用は否定できない。

「近頃の若い奴らは何考えてるか分からない。」
というのは分別だけが自慢の大人の決まり文句だけど、今回の上映会では面白いものもくだらないものも含めて彼らのある部分がダダ漏れしていて彼らを知るための手がかりに溢れている。
確かに日本人は自己主張が下手で引っ込み思案で突出することが苦手な民族かもしれないが、メディアを私物化するベクトルはその苦手を克服する為に初めから備わっている能力なのかもしれない。

今回の駿台映画制作部の作品は変に「映画とは!」とか「芸術とは!」とか「エンターテイメントとは!」などと自分の土俵から降りない人に見せるよりは もっと彼らのことを知りたい、あるいは知らなければいけない分別ある気取った大人こそ見るメディアであったと思ったし、そういう方向から見たとき彼らの作品は非常にレベルが高く整って出来上がっていて、聞いてて分かる、聞く価値がある、聞いてて面白いと言うところまでは達していたと思う。
もうメディアをほぼ完全に私物化することに成功していたからだ。



終わり。
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テーマ : 自主制作    ジャンル : 映画

Comments

No title 
もちろん「まとめ」しか読んでないけど

>ほとんどが「自分と他人の繋がりとそれを維持すること」をテーマやモチーフにしている。

若い人の自主映画じゃなく、おっさんの自主映画もシアター系映画もそんな感じだよ。
「等身大の恋愛」とかばっかりじゃん。
この人たちには半径5mの日常しかないのか、映画って想像力の領域にはなくなっちゃったのか、って心配になる。

>もうメディアをほぼ完全に私物化することに成功していたからだ。

こういう傾向は「メディアの私物化」じゃなくて「共有」を前提としてしか物を作れなくなってる証拠だと思う。
群生動物になっちゃって、単独行動できなくなってるんだよ。
「俺」を持たない生き物は「私物化」よりも、「俺たち」のための「共有化」をしたがるんじゃないのかね。

最近の映画見てるとさ「俺たちの日常ってこんなもんだよね、これが等身大だよね、なんてセコい確認作業のために映画作るな、群生動物どもはハチミツでも作ってろ」って思うことが多い。
No title 
>もちろん「まとめ」しか読んでないけど
自主映画嫌いが自主映画の記事にコメントするんじゃねぇよ。

このまえ、『ネコにかまってばかりで遊んでばかりだから叱ってくれ』と言われたぞ。

>おっさんの自主映画も
俺の知ってるおっさん自主映画は明治大学の学生の足元にも達してないくせに、態度は作家気取りだからそこんところ頭に浮かべてしまう。
君に見ているものと俺の見ているものは違うから多分通じないだろうけどおっさん自主映画にゴロゴロしてるぜ。メディアの私物化すら出来なくて機械に追いつかなくて『見えない。聞こえない。意味が分からない。の三重苦に苦しんでいるカタワ者が。

>「等身大の恋愛」
それが悪いとは思わんが、いかんせんジャイアント馬場と池乃めだかの等身大は倍ぐらい違う。
みみっちくてせこくて真剣さの足りない『等身大』をリボンつけて押し付けられるのはたまったもんじゃない。しかも、そんなもん作る奴に限って女いない暦ウン十年だったりするのは何とかしてくれ!説得力あるわけ無いやないか!

>「共有」を前提としてしか物を作れなくなってる証拠だと思う。
うん?
それは面白そうな話だが良く分からん。
俺は『言葉』や『文字』も使いこなすことで自分を語れるようになるのと同じく楽器もカメラも自分のものにしてこそ媒体だという意味だったんだが、

要するに反対されるような話は作らずただ回りに気に入られようと迎合することの意味か?

もしそうなら今回の駿河台の作品にはその傾向が見られた気がする。
徹底的な悪(または灰汁)を描いたものも無く、どれも大なり小なり「みんな良かったねぇ~」という幸せモードで終わる作品ばかりだったからだ。
でも、それは作家ではなく普通の人であれば当然の大人の対応を身につけつつあるようなもんだろう。
ましてやサークルという組織の維持も片方で考えなければならないのならなおさらだろう。
一人の個人サークルではないのだから。

>群生動物どもはハチミツでも作ってろ
あはははははは。
君は若いねぇ。
大人のボクは庭で遊ぶスズメにはイチイチ目くじら立てないんだよ。
ただ、スズメのクセに鷹気取りな奴は心底嫌いだけど。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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