自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~ CX

Category: テレビ  
録画してたのを昨日やっと見た。

メインタイトル

俺はこの震災で直接被害があったわけではないが、関西出身としてはまったく縁が無いわけでなく、また知人友人に被害にあった人もいたし、やはり近代日本最大の惨事だったことから当時から他の事件に対してのドライさが嘘のような執着をもってこの手のモノは見ている。
このドキュメントドラマ(←この言葉矛盾して無いか?)は角川文庫ソフィア文庫から出された「神戸新聞の100日」というドキュメントを基にして構成された物語だが、この本は発売直後に読んだこともあり放映が決まった頃から頭にあった。

原作本


今回ドラマを見るに当たって読み直そうともしたが、膨大な本用ダンボールの中に埋もれて探す気にならなかったので読んでない。まぁ、あまり原作とドラマと「ここが違う、あそこは合ってる」とかいう見方をするのもアホらしいと思いなおして読み返さないことにした。
なのでここで書かれていることは特に断り書きの無い場合以外はドキュメントドラマの方を指すと考えてちょうだいな。

でレビューのフリした「思ったこと」。
報道という職業への悪口で一番多いのは「肖像権を含むプライバシーの侵害」だろう。
当事者でも縁故者・関係者でも無いのに被害者・加害者にカメラを向けて撮った写真をデカデカと紙面に載せて全国にばら撒く。その暴力ともいえる職業のアイデンティティを支えるのが「多くの人の知る権利のため」というものだろう。しかし実際そう使われるケースの半分は取材する己に対するよりは相手を納得させるための言い訳の論理として働くことがある(特に加害者に対しては)。
実はこの言葉はそういう二面性を持っているのだけどその矛盾をさらけ出したのが阪神大震災の「神戸新聞」の立場だったように思えた。実際の話、新聞社の被害は大手の朝日も読売も毎日も多大な被害が出た。ただ、それらの大手新聞は中枢が東京に置いている為、決定権を持っているのは第三者だった。神戸新聞と他のメディアとの一番の違いは神戸新聞だけが企業中枢が直撃されたのだ。「被害者当人が報道する」ことで初めて「報道の使命・知ることの権利」という言葉が使い方によって言葉の矛先が異なることに気付かされることになる。
で、輪郭があいまいでも使えたこの「多くの人に知らせる為に・伝える為に」という言葉自体が「けっこう良心に逆らう」思ってた以上に残酷なエッジ(輪郭)を持つ言葉だと知る。
例えば医者や弁護士や警察など直接生命に触れる職業の場合、比較的早くからその職務と良心との葛藤を抑えるための倫理が成立し発達しているが、それらと比べると新聞・テレビが持つ職業倫理は歴史も浅いことと生命に直面することが医療・司法の現場より離れているためダイレクトに結びつくことが少ないせいかまだ借り物的な収まりの悪さを感じるときがある。実はこの言葉はいまもって未解決な問題を含んでいてしょっちゅう議論や喧嘩があるぐらいでとても成立したとは言い難いものがある。でもすでに渦中にいる彼らにはやはりそれにすがりつかなくてはならなかったし、その時は間違いではなかった。


だが、同時に「それでいいの?」という思いもある。

 
 このドラマに登場する人物達は報道マンであることでアイデンティティを作り上げている為に「報道する」ことが自我を支える唯一の手段となっている。彼らにとって報道しない自分は存在価値に疑いを持ってしまうほどの強い自我の一つなのだ。だからこそ本社崩壊であるにも拘らず新聞を発行できたことに繋がる。しかしその反面、そのための取材という材料仕入れを支えてくれるものは先に書いたように案外脆く、被害に直面した彼らが良心との葛藤にグラグラ苦しむ姿だった。アイデンティティが彼らのアイデンティティを苦しめる姿。

実際の救出現場


 人間は自分が何者であるかということで生命を支えている不思議な生物だ。日本人は特にこの思いが強いらしく職人という特殊技能者があらゆる分野に存在したり、欧米では非難される「仕事の為に家族を犠牲にする態度」が日本では賞賛されたりするのはその現われだと思う。自他共にその価値観を共有するからこそ劇中神戸新聞の記者たちの家族の姿やその葛藤は省かれる。劇中一箇所だけ「家族も被災している」ことを登場人物が吐露するシーンがあるが飾り的に使われていて視聴者をあまり刺激しないように作られている。一家の大黒柱が崩壊した家や家族のことをかまってくれず新聞社に出かけたまま連絡もよこさない!そんな姿は一切描かれていないのだ。

仕事の為に家族を犠牲にする価値観。それがまだ今の世の中で普遍性が高いことをこの物語は図らずも語っていた。結果的に、それが多くの被災者の言葉を日本中に記事を伝えることになる。この甚大な災害の中ではその価値観が有りがたくもあり、逞しくもあり、頼もしくもあり、そしてかすかに恐ろしくもある。
なぜなら・・・。


神戸新聞本社社屋




戦後、集団の中に個々の思いが埋め尽くされ、かけ離れた意思に押し流され不幸に至った過去を嫌った知識層が個性を賞賛する風潮を作り上げたが、それがこの事件で否定されているように個が個を優先した時に人は社会を維持できなくなる。結局「ヒト」という種は最後は個の犠牲を支えに種を維持するしかない動物なのだと思わざるを得ない。新聞というメディアが被害状況や復興状況を挫けることなく流し続けたのは実は個より上の階層に種としての保存本能が君臨しているからこその業だったのではないか?だからこそ神戸新聞は法人としての団体を維持できたのだという論理に行き当たる。おそらく物理的な影響を除けば同じことがこの先京都や栃木や福島や鹿児島やその他どこで起きてもやはりその地域の新聞は出されるのではないかと思う。神戸新聞だけが偉いのではなく人としての種が偉いんだと。
でもそれは太平洋戦争に続いた道の上に描かれたものと違わないものだと思った人はいないだろうか?
自己犠牲の尊さを謳えば謳うほど爆弾三勇士(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%88%86%E5%BC%BE%E4%B8%89%E5%8B%87%E5%A3%AB)との差異が思ったほど大きくは無いことに気づく。
被災した神戸新聞の中には家族を優先した人もいるだろうが、そういう人は描かれていない。
決まった時間の中でストーリーを構築するための省略というのが当たり前の解釈でいいんだろうけどそういう人の居心地についてはドラマも報道もテレビも記録は一切無い。

自分だけでなくほかの視聴者の感想も多くが(ドキュメントであるがゆえに)この悲惨な出来事に感動し涙したと思うし、俺も心象の多くの部分は目頭ウルウルだったけどその一角に「これを全肯定したらあかんでぇ」としらけてタメ息つく嫌味な俺がいたこともちゃんと知っている。






●蛇足1
桜井君きゃ~~~~~!
特上カバチのあとにこれを見た。ここにも櫻井 翔。
「嵐」どんだけ売れてんねん!と思わざるを得ない。
しかし芝居がどっちも同じすぎて典型的アイドルなんだなぁと。

●蛇足2
劇中、焼け跡の瓦礫をひっくり返す子供にカメラマン(演:萩原聖人)が話しかけるシーンがある。
何をしてるかの問いかけに子供は「お母ちゃんを探してんねん。」と応える。
倒壊した家屋の中に埋もれたまま焼けたため瓦礫の下の骨を捜している子供だったのだ。
テレビの中のドキュメントシーンとして実際にその時に撮影された写真が写された。
アルマイトの鍋の中に少しづつ集められた真っ黒の母の骨。
火葬場での高温焼却ではなく、屋外の火災によるものなので骨が煤だらけになって真っ黒なのだ。
子供が親の骨を自分で拾う。
もっとも俺にとってはツライ映像だった。

●蛇足3
報道で思い出した!
あの阪神大震災のとき、日本のテレビメディアは激甚災害の経験を持っていなかったので(関東大震災のときはメディアは今ほどではなかった)、ワイドショウ的文法しかもっていなかった。

本当にイヤな絵だった

なのでどのチャンネルも一目で目を引く燃える町ばかり朝から晩まで写していたから視聴者からの激怒の抗議が殺到した。
「他の町写せや!被害あるのか無いのか分からんやろう!?」
煽った画像のせいで視聴者の不安が増した。

さらに空中撮影用のヘリコプターの爆音で瓦礫の下の助けを呼ぶ声、あるいは身体を動かす音などが聞き取れなくなり救助の遅れさえ生じていた。
マスコミって本当に反省するの?

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テーマ : 2010年 テレビドラマ    ジャンル : テレビ・ラジオ

Comments

わ~~~~! 
何書いてるか分からん!
というか、まとめ方が死にたくなるほど下手!

何年、何文字今まで書いたんだか!!!!


大量すぎてもったいないから消す気は無いが・・・・・。はぁ。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

ダカラァ
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