自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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秘密基地の秘密

Category: どうでもいい話  
ウルトラ警備隊は富士山麓の地下。国際救助隊は海の孤島に。科学忍者隊はサンゴ礁の中。


世界で最も有名な秘密基地(秘密じゃないw)
世界で最も有名な秘密基地(・・・秘密って)


小学生の頃の俺の秘密基地は送電鉄塔の柱にベニヤ板をトランプのブリッジのように組み重ねて作った3階建ての小屋だった。
恐る恐る乗ってみたらピクリともしない頑丈さに喜んで、さらに頑丈さをアピールしようとジャンプしたら単に脆い造形物に下ろされた破壊のための一撃にしかならず、長い時間をかけて作った大事な秘密基地は自然落下の法則と速度でゴミ捨て場に戻った。その感覚は今でも覚えていて、ふわりと足が何も触れず身体を支えるものが何も無い時間と同時に上下が分からないくらい回転させられて周りの認識が得られるようになったら仰向けV字腹筋していた。
したたかにケツを打って友人達から爆笑を得たものの、あまりの激痛に呼吸が出来ず脂汗を浮かべて歯やら唇やら目やら穴という穴全部を食いしばっていた。
釘や針金などの固定器具を一切使わず薄い板だけで高さに挑むのがそもそも間違いだけど途中までは上手く行ってたんやぁ!

俺の世代の前後10年ぐらいはみんな子供の頃は「秘密基地作り」が遊びのメニューの中のメインディッシュに並べられていた。特にスポーツを覚える前は虫を捕まえるか基地を作るかだった。
まだ空き地というのが広大に残っていた頃だったので秘密基地建設の場所や材料はいくらでもあった。なので時や場所を変えてあちこちで秘密基地作りが行われていて、田んぼやため池を埋め立てたばかりの空き地に作られた資材置き場はなんかは近所のガキどもが一斉に思い思いの基地を作っていた。知らない人が通りかかったらなんかの動物が大発生して作ったコロニーのように見えたかもしれない。
でもよその基地の隊員同士は意外と顔を合わさないのでそれぞれ他所の基地から材料のパクリ合いなんかもあったり、壊しあいもやったりしてて。決して牧歌的だったわけでもない。


正しい秘密基地
正しい秘密基地



 
俺が一番初めに作った基地は住宅地の真ん中のサラリーマン向けのウサギ小屋がボコボコと建てられた中にふと現れた猫の額のような空き地。正体は古い家が取り壊されて出来たつかの間の更地のことで、子供には十分の広さだったのと通学路沿いにあって通いやすかったのであっという間にガキが湧いた。その一人が俺なのだが、突然そこに基地を作りたくなり友人と三人で空き地の真ん中にスコップで穴を掘り始めた。
トンネル形式にするつもりだったのだが労力の大きさに方向を転換し縦穴を深く掘って天井板を引くことで地下基地にしようとした。(構造的には丈夫な落とし穴みたいなものだ)
一日目は穴というより溝というところにまで掘った。
二日目に穴の大きさを広げたくて周りの枯れ草に火をつけたところで近所のおばちゃんが血相変えて飛び込んできた。
俺の背中方向から来ていたので他の二人は見事に逃亡に成功したものの俺だけ置いてけぼりを食って捕まった。でそのまま泣かされるまで怒られた。
空き地の周囲が家だから全然秘密基地ではなかったのだ。

そうそう、その当時はまだそこら中に野良犬が居て野犬狩りなんてものがあった頃だけど、俺たちのグループの作った秘密基地が知らない間に野良犬に乗っ取られた。
近づくとめちゃめちゃ歯をむいて吠えまくる白い雑種で、怒ったときの勢いは「捕まえたら殺す!」と全身で語っていた。
一日目はあきらめて家に帰ったが2~3日してまた行ってみると子犬が居た。
子供ながらに暖かい気持ちで基地は放棄された。しかし子犬が自力で歩く前に保健所に親子ともども連れ去られた。同時に基地も完全に分解されていた。

空きダンボールを拾って集めた基地は工作も簡単で作りやすく箱のサイズの大小で部屋とかトンネルとか想像力を駆使して短い時間にけっこう起伏に富んだ基地が作れるのが楽しかった。俺の場合、作る過程よりも出来上がった空間でじっとしていることが好きだったのでデカイ箱のリビングと小さい箱の入り口があるともう完成であとは拾ったマンガや小銭の小遣いで買った駄菓子を持ち込んで日が暮れるまでくっくっくっくと笑いあっていた。
でも雨が降ったり風が吹くだけでダンボールの基地は壊れた。

秘密基地に煮炊きは必須なので焚き火をした。
何かを焼いて食べるとか煮て食うとかではなくて、空き缶にくんだ泥水をただ沸かすだけだったり、単に炎の中に石を入れて黒ずんでいくのを眺めるだけだったり、ため池で採ったザリガニをただ焼くだけだったりで擬似的な生活感を味わうことが楽しかった。

正しくない秘密基地  ←正しくない秘密基地


同じ経験をしたとはいえそこは作者のキャラクターの反映があるように俺にとっての秘密基地を秘密基地として成り立たせるためのアイテムは外から遮蔽された壁と天井。またその閉塞感を味わえるだけの狭さ。
持込が許されるのは無駄遣いの象徴だった駄菓子と頭が悪くなるといわれたマンガ。そして小さな炎。
うるさい親の干渉から逃れ、悪徳といわれた行為を密やかに行う神聖な場が秘密基地だった。

親からの独立とまでは行かないが「ちょっと違う枝に飛んでみた雛鳥」のような感覚。
一人で生活できないがかといって何もかも規制されるのも息苦しい。
親がやっちゃダメといわれるものたちのなんと魅力のあることか。
その大人達の目から逃れて羽を伸ばし背徳の三種の神器(駄菓子とマンガと炎)を使って時間を浪費する魅力。
その時空間のあまりの安らかな居心地の良さの中で「一生このままでいられないかなぁ~」という人類が誰もなし得ない憧れに身を浸らせて野望を膨らませる。

そう、今思い出したがあの頃俺が抱いた将来の夢は
「ああ、大人になったらもっとすっげぇ~秘密基地作りたいなぁ~」
だった。

で本当に大人になってみたが、それは秘密基地を作る資格を失効した者の代名詞だったよ。

大人の秘密基地ってキャンプとか別荘とかじゃないんだよ。
ましてや居酒屋とかマンションだとかそういうのは秘密基地じゃないんだよなぁ~~~~。
なんなんだろうな?大人の作る秘密基地って?




大人の秘密基地
大人になってから秘密基地を作った人たち




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テーマ : ひとりごと    ジャンル : 学問・文化・芸術

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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