自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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死体洗いのアルバイト・・・・・。

Category: どうでもいい話  
中学3年生の頃、俺たちの周りで「死体洗いのアルバイト」の噂がたった。
実際は都市伝説のようなもので取り立ててその頃に特に広がったわけでもないのだが
アルバイトで自分の欲しいものを買う為にお金を作る方法を身につけられるようになることと同時に「どんな仕事が稼ぎがいいか?」ということが重要な情報の一つとなる。
喫茶店などの接客業は未成年は難しかった。倉庫の棚卸などはモロ肉体計なので貴族育ちの俺には無理だし。
とか言ってる時にその話は飛び込んできた。
「解剖用の死体を薬品で洗うバイトはええで!」

「えええええ!?」
初めて聞いたときはギャグだと思った。
「洗うってどうするねん?手洗いか?」
「アニキから聞いたんやけど、洗うのは大人の仕事で、バイトはホルマリン入ってるでっかいプールに解剖用の死体が何個も入れられててな。時間経つと死体の中にガスがたまって浮いてくるんで棒で押さえて又沈めるんやて。」
「ええええええええええええ!」
その話を持ち込んできたのは誰か思い出せないんだけどたぶん鍋山君(仮名)だったと思う。
「ホンマかぁ?」
「俺のアニキ言ってた。夜勤やけど一晩で20,000円くらい貰えるんやて」
 
その頃まで平和に貴族生活を送っていた俺には本物の死体との出会いは無く(小1の時に祖母を見たっきり)ので、死体というものがどういうものかよく分からなかった。いってみれば実感を伴わないまだ想像上のモノだった。
なので初めは嫌がっていたが「浮いてくる死体を棒で再びホルマリンの中に沈める。」
そのことが頭に深く刻まれて考えをそらそうとすればするほどそのことに心を奪われていた。
「男も女も一緒なんかなぁ?」
「女の死体って裸やろうなぁ・・・」
「大人とか子供とかもあるんかなぁ?」
「事故でぐちゃぐちゃなのもあるのかなぁ?」
「棒でつついた時に棒捕まれたら俺ちびるなぁ・・・・」
「夜になると勝手にプールから上がってきてそこら中走り回られたら俺キチガイになるやろうなぁ?」
とか、もう四六時中そのことばっかり!
初めはただの聞き手だった俺がそのうちに自分からそのことについて話を振るようになっていた。
関心の半分は「ありえない経験」をしてみたいという今もこの年になっても取れない悪い癖と
当時の中高校生にとって一晩で20000円というのは抗えない魅力となっていた。
「5回やったら10万円!?」
夏休みの初めの5日働いたらそれだけで残りの休みをリッチに過ごせる素晴らしい予感!
次第に俺はそのバイトがやりたくてやりたくて仕方が無かった。
ただ、やるにしてもどう考えても尋常じゃなく怖い設定なので、土壇場になって逃げるなんて格好の悪いことはしたくなかったので、なるべくたくさん情報を集めたかった。

実は俺のお袋は長い間看護婦をしていてその仕事っぷりを晩御飯の話題にしてくれたのだが,その中で「朝鮮戦争の時の北九州の病院での米兵の死体洗いの仕事をしたとき」の話をしてくれたことがあって俺の中では死体洗いは簡単に嘘扱いできるほどの非現実的でも無かったのだ。

そうしてかき集めた情報を総合すると
「死体洗いのバイトは実在する!」
「大阪のさる大きな総合病院(←俺たちの間ではもちろん実名)でやっている!」
「バイト代は一晩30000円!(値上がりしていた!)」
「殆どの奴らが1日で辞めるので続く人を欲しがっている」
「一回でホルマリンの臭いが移る。1週間ぐらい取れないし、それだけで飯は食えなくなる」
「運がよければ本当の死体洗いを手伝わされる(一人づつバスタブに入れて手洗いする)」
もう恐怖と好奇心とががっぷり四つで組み合っちゃって見たくて見たくて仕方が無くなった。
本当はドどんなんやろう?
死体洗いをやったって言ったらみんな話し聞きたがってチヤホヤされるやろうなぁ
と、もう俄然やりたい!やらねば!やるしかない!となってしまっていた。

で、3年生の夏休み。
死体洗いの魅力に取り付かれた俺と鍋山君(仮名)と下田君(仮名)は落ち合って地元からなるべく離れ、周りから孤立した公園の公衆電話に集まった。
「誰が電話する?」
「俺喋られへん」
「俺が調べたんやからお前電話しろよな」
「関係あるか!お前が調べたんやったらお前掛けろや」
としばらく押し問答した後で口先だけは良く回る俺が掛けることになった。
電話帳から破り取った死体洗いのバイトを募集しているとうわさの病院の電話番号にドキドキしながら掛けてみた。

「ぷるるるるるる。ぷるるるるる。ガチャ。ハイ ○○病院です」
割と若い男の声が受話器から聞こえてきた。
「あの・・・・・そちらで死体洗いのバイトを募集してると聞いたんですが・・・?」
「あ?いや~~~~~、今はやってないですね~~。」
「前はやってたんですか?」
「大分前ですねぇ~。今は病院の人でやりますから、外部の人にはさせてません。」
「ああ、そうですか」
「たくさんそういう電話かかってくるけどうちはやってないですね。」
「そうですか・・・・ありがとうございました。」

矛盾しているが受話器を戻して結果を二人に伝えながら実は
ものすごくホッとしたことを今でも覚えている。




夏休みは結局、お中元の配送倉庫の仕分けで明け暮れた。
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テーマ : 懐かしい思い出    ジャンル : ブログ

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ウィキペディアをみると 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E4%BD%93%E6%B4%97%E3%81%84%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88

詳しい解説が載っているが俺が当時聞いたのとまんま同じことが書いてあってあまりに典型的な噂に乗っていたのかと思うと少し哀しい。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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