自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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夏休みの宿題としての「歴史新聞」というやつ。その2

Category: どうでもいい話  
先日書いた「夏休みの宿題としての「歴史新聞」というやつ」についてお世話になったい~ちゃんさんにもっと早くコメントを返さなければならなかったのですが、色々妄想が膨らんでしまって、ちょっとしたボリュームになってしまったのでレスという体で、少々偏った意見を書いてみることにした。


ウザいと思った人は読まないように。

二宮金次郎3 二宮金次郎1 二宮金次郎2

まずは い~ちゃんさん!コメントありがとうございました!
堅気の人(笑)とネットでお話したのは久しぶりで、新鮮でした。
まだ若かった頃、夢と希望と世界平和を夢見ていた頃の素直で元気で何事に対しても熱くなった自分を思い出しました。

で、いただいたコメントについてレスというより、前回に書かなかったことを新たに。
>この為、現在では授業にインパクトがある事が必須になってきてるんです。
え?そ、そっちに行くんですか?
いや、インパクトは大切ですけど、どんなインパクトを与えるかを気をつけないと的を外れるんじゃないでしょうか?
売れない芸人が自分の名前を売りたいために「街中で騒ぎを起こせば注目浴びれる!」とかいって目的と手段が乖離しちゃった話が昔々ありましたが、そのように成りかねません。
インパクトとは正しい方向や物に目を向けさせるようにするためにこそ使うべきテクニックで注目さえ浴びれば良いと言うわけではないと思います。
それならば地味でも、暗記科目としか認識していない子供たちに箇条書きされた項目はすべてが実は繋がっていることを教えた方が目から鱗になるんじゃないでしょうか?

二宮金次郎5 二宮金次郎4

つまり歴史新聞は夏休みに子供たちにほっぽって勝手にやらせるにはあまりにももったいない教材遊びなんだと思うんですよ。
そこにこそ先生が思いっきり介入すべきなんだと思うんです。
むしろ暗記の方を生徒に勝手にやらせたほうが良いでしょう?先生も楽だし(笑)。
 
たとえば、サンプルを見せていただいた新聞のネタである鑑真について言えば、これまでの学校教育では単に日本に来た年号と目的を覚えればいいことでしたが、この事件・事象には全部理由があり他の暗記項目と水面下では全部つながっていますよね。

国宝鑑真和上像

当時の日本に広まった仏教が実は入り口だけで言い換えれば「幼稚園教育」でしかないことに鑑真がびっくりしたことがありますよね。
「えええ!?ちょっと待てよ日本!おまえら受戒しないで僧になってるの!?」
っていう驚きと恐怖ですよね。
当時の仏教は一種の研究機関でしたから研究員になるのは資格試験みたいなものが必要でした。中国ではそれが当たり前だったのに、日本は資格試験を受けることなく誰もが「俺、明日から坊さん(僧)になるもんね~。」とか言って出家するんですよ。
厳しい戒と律を課して厳しい精神修行の果てに手に入れる僧という資格を日本人は勝手気ままに手に入れてる。
仏教の教えをゆがませている!という危機感!それが鑑真の来日の動機じゃないですか?(弟子の誰もが行きたがらなかったことが逆に彼の使命感に火をつけたんだと思いますが)
日本側が鑑真の招聘に当初真剣だったのは、日本人の中で僧になることで脱税する奴らがバンバン現れて国家予算の運営がヤバクなり始めたことがありました。坊主も国家予算で食わしていたからなお大変。官製乞食みたいなことになっちゃってました。
坊さんを資格制にすれば「インチキ坊主を一掃できる!」という目論見を官僚たちは利用したというのが原因です。

しかし、これはサッカーの本場ブラジルのスーパースター・ジーコがサッカー三流の日本の監督になるために来日するようなもんじゃないですか。

5回の渡航失敗は単に海難事故だけではなく、本国が彼を手放したくなくって妨害した数の方が多いですよね。
で、そうやって失明までしてやってきた日本で今度は日本の僧侶から邪魔者扱いされますよね。日本のトップクラスのエリートに上り詰めた僧たちがよその国からきた爺に「平社員からやり直せ、俺がその成果を見てから資格をやる!」なんて言われてありがたがるわけがありません。
仏教界のジーコは救おうとした相手:日本のクラブ選手・監督から嫌われたのです。


ジーコ大いに語る!
あくまで「たとえ」です!



唐招提寺が今の姿になったのは鑑真の死後。国家からの保護を受けられない私寺だったため貴族からの邸宅の廃材を集めて一棟づつこつこつと作られたものだし、国宝の鑑真和上像も専門家の研究によって「恐ろしいほど薄くしか漆が使われていない」ことが分かっています。めちゃくちゃ節約してギリギリで作った仏像なんですよね。
さらに仏教会の対立はその背景に聖武天皇の苦悩と元明・元正天皇の親子対立、藤原仲麻呂、道鏡の対立などによって翻弄されたことも大いに影響を受けています。

もう単なる暗記科目だと思ってるこれまでの歴史と「同じ科目か?」というくらい違う姿を見せるじゃないですか?

インパクトってそういうものであるべきだと私は思います。
私はこういった物語性を教わったことが日本史によって与えられたもっとも大きなインパクトでした。

まぁそういうことを教えることが本当に難しいことも承知して言ってるんですけど、そこをすっ飛ばして『楽だから自由研究』ってなっている先生方がかなり多くいらっしゃると想定しないと「これほど高度な技術を駆使しなければならない宿題がこんなに簡単にアチコチで出されるわけがない。」からです。
だって裏返せばこれは評する方のハードルも本当ならずっと高いはずなんですよ。
そもそも「自由ってどこまで自由よ?」ということもあります。
自由研究になったとたんそれは100点を上限にできない世界になるでしょう?200点300点に値する子供と10点しか取れない子供を10段階評価でそのまま評して良いのか?っていう壁がまずあります。
それともうひとつは各自の宿題を評価した後、それぞれの回答に対して適切な指導が必要になるはずです。記事内容の正誤はもちろんですが、何が良くて何がだめなのかの説明責任があるはずです。またこうすればもっと良くなるといった指導も評価理由の説明と主に必要になると思いますが、題材選びが自由研究になっちゃったおかげで個々に題材が異なるために個別指導にしなければならなくなるからです。

なんてことを昨今の先生が実施できるわけが無いんです。
でも、あまり出題する側の後ろめたさを感じ取れないところに「単に楽するために出してんじゃないの?」と思ったんですよ。

広い視野の持ち方を教えずに広い視野を求めても、そんなもんおっかなくてできませんよ(笑)

>自由研究と違うのは「歴史は常に変わる」という事ですかね?
数学や物理の専門家でも研究や実験の評価を受けるためには「論文を書く能力が必須」だそうです。
要はどんな知識も持ってるだけでは無意味でそれをまた別の人に伝えることが人間を人間たらしめてるわけじゃないですか。
大きなビル一個建てるのも、設計・材料・不動産・銀行・機材屋・資材・輸入など数多の人間が役割を分担して行うものですが、それぞれの異なる業種の人たちを動かしているのは情報の伝達・コミニュケーション能力によるものだといっていいと思います。
新聞を作るという教材はまさにそのコミニュケーションの能力を身につけるための格好の素材ではないかと思うんですよ。
だったら好き嫌いのある歴史なんかに限定せず、学生や子供それぞれの好きなものを使って「その面白さを伝えてくれ!」とした方が、調べる手間も省けるだけではなく、調べることに苦痛を感じなくていい。
「ヤクザのこと」「夜店のこと」「祭りのこと」「トンボのこと」「サッカーのこと」「受験のこと」「星占いのこと」
とにかく自分が好きなものについてそれを他者に伝えることの重要性と、伝わったときの快感を体験することこそ子供には必要じゃないでしょうか?

まぁもっとも先生方には同じ問題が横たわりますけどね。

>回答が少しでも役に立ったようで安心しました。長文失礼しました^^
考えたこともなかったことを考えることができてこれほど楽しいことはありません。
書いててずいぶんと理想論・奇麗ごとばかり書いてしまった感もありますが、それこそ
>そこで諦めてしまうと可能性すら消えてしまうので……( ┰_┰) 。

突然のお誘い(というより巻き込まれ!)に応じてくださりありがとうございました。
これに懲りずにまた何かの機会に意見をお聞かせください。

ではでは。
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テーマ : 教育問題について考える    ジャンル : 学校・教育

Comments

こういうことってよくあるよな? 
ところで話し相手のい~ちゃんさんって、さっき気づいたけど
何をやっても邪道になる俺と比べて
立派な専門家のようだ。
実は鼻で笑っているのではないかと・・・・。
拝見させて頂きましたよ^^ 
 コメントも書き方が悪かったですね私。補足としてですので、流し読みでいいですよw
 歴史新聞への適切な指導という面から言うならば、その前段階として社会科でもグループ討論などを定期的に行い、その時代をどう捉えるのか、生徒の自主性を育む試みは多くなっています。しかしながら、小原さんが仰る様に「おっかなくてできない」状況から抜け出す為の指導まで届いてないかもしれません。
 インパクトある教材では目的と手段が乖離している、という訳ではありません。しかし、「単語を~から~まで取り上げろ」といった規則(学習指導要領ですがw)が膨大であるため自由な授業時間が作れない→授業全体に生徒が関心を持つような興味深い史実を少しだけ織り込むのが限界、というのが現状です。
これが関心への切っ掛けになるように、生徒の反応を見ながら神話系で行くか、逸話で行くか、はたまた現在と結びつけるかを考え、教材を作成し授業の骨組みとして扱うのです。
 新聞は自身の考えを他者に伝える事が大事、というのは言われるまで失念していました……。確かに、考えを言葉に表す能力の育成も重要視すべきですね。感謝します。

なんか纏まりのないコメントになりましたが、この記事を見て、学べる事は多いですよ。鑑真についての部分は授業計画の参考になりますし、違った意見が無ければ気づけない事は多いですから。
それと…… 
私は「専門化」なんて立派な立場ではありませんよwwむしろ、立派なんて始めて言われた位の人ですよ^^
 私からすれば小原さんの方が立派ですので、卑下せずに自分の世界突っ走っちゃって下さい!
い~ちゃん  さんへ 
たびたびのコメントありがとうございます。

このブログの趣旨上、あまり普遍性のある話題は少ないのですが、日本史に関してはわずかばかり過去に記事があるので、お暇なときにぜひご一読いただき感想・・・というよりむしろ意見をおきかせくださいな。

坂本龍馬って美化され過ぎてんじゃねぇの?
http://donpachi77.blog74.fc2.com/blog-entry-363.html

唐招提寺訪問記
http://donpachi77.blog74.fc2.com/blog-entry-352.html

平城遷都1300年祭 訪問記
http://donpachi77.blog74.fc2.com/blog-entry-346.html

銀閣寺の楽しみ方
http://donpachi77.blog74.fc2.com/blog-entry-324.html

ではでは。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
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