自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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キャンディーズ・スーちゃんのこととして

Category: 日常・雑記  
外の世界やテレビの中の幻に心を奪われるようになったときには
裕次郎は丸顔でひばりはオバハンだった。
だからビッグエンターティナーであった彼らが世を去ったときの大人たちの反応と自分たちの体温の違いはどうしようもなく開いていて、まさに「かける言葉がない」状態だった。
正確に言うと「かける言葉を持ってない」状態だった。

キャンディーズの一人田中好子:スーちゃんの訃報に触れて思ったのは
「ああ、こういうことか・・・・。」
という重い気持ちだった。

若いのに威厳があった

 
俺は子供のころからほとんど芸能人に憧れず、偶像崇拝的センスが欠けているため
そういうものにのめり込んだりキャラクターグッズを収集したりしたことはなく、部屋に貼られているものといえば銀行が配るカレンダーぐらいしかなかった。
そんな俺でもS・マックイーンと高倉健とキャンディーズだけは数少ない憧れのスターだった。
まぁだからといって彼らの何かを集めたりとは全くしなかったけど、「心の中にいつも置いている」と言う自覚があることが、その他の凡百のアイドルやスターと俺の中で区別となっていた。

スターというステイタスが我々に与えてくれたものは思春期の自信と過信に挟まれて自己の価値がぐらつく成長過程において、例えばその日の痛みとか悲しみとかを忘れさせてくれるものだったり、これから立ち向かう困難へのエールを送ってくれるものだったりした精神の支柱を支える補強剤だった。
会うことができないスターだけど、それだけに向こうから傷つけられる心配はなく、だからこそ余計甘えることができた。
声を出して言えないような秘密を打ち明けたり、赤面するような壮大な計画や夢を物語る相手は家族や友人よりもスターやヒーローだったかもしれない。
マックイーンには「今日、塾から家まで自転車ノーブレーキで突っ走ってやったぜ!」と無謀な冒険を誇り、
健さんには「俺、イタズラばれて怒られたけど、仲間の名前言わなかったぜ!!」と我慢を披露し、
そしてキャンディーズの三人には「俺、チョコレート3個もらったぜ!」と言うささいな自慢。あるいは「俺、女の子が何考えてるかわからんぞ!」とかいう恥ずかしい悩み。「なぁ、俺と付き合わへんかぁ?」という体調まで変化しそうな告白ごっこを繰り返した。他人にはそれほどの価値のないことでも普段の自分から精一杯背伸びできたことをそっと褒めて欲しくて必ずいいことがあったら知らせていたと思う。

毎日自分の価値が膨らんだり失われたりが秒刻みにコロコロ変わり、どっちが真実か分からずに立ち位置すら見失う。そういう時期に心を打ち明けられる身近な存在が「スター」だったと思う。

やがて大人になり、ある程度自分のレベルや能力が分かるようになってくると日々の出来事に慣れるてしまい、何が起こってもそれほど傷つかないようになり、それほど喜ばなくなる。
大人になるということはある意味スターを必要としなくなることともいえるかもしれない。
もちろんエンターテイメントの世界は常に成長や変形を繰り返し常に新しいタレントやスターが現れ、高い才能や技術が生まれてくる。しかし、それらは神を必要としない大人にとっては娯楽アイテム以上の階級を与えられることはない。新曲や新作映画やドラマを見てどんなに感動しても、神と寄りそって生きていた頃の感激・感動がなにかのきっかけで呼び起こされるとあっという間にそこの頃の時空に引き戻されるのだ。

どんな人でもそれぞれの成長の過程において必ず何かの「神」を持つ時期がある。
スーちゃんという存在は弱かった頃の自分を守ってくれた姉であり母親であり恋人であり、その全ての役を実在を持たずに果たした点において宗教でいうところのまさに「神」の役割だった。

今回の訃報に触れて
これまでの有名人の死とは違う感慨の正体を見極めようとしたら
未熟だった頃の自分を必要だった時に支えてくれた大事なものが完全に失われたということ。
そしてこれから少しづつ、しかも確実に同じ時代を共有したもの同士が順番に逝ってしまう生命のマラソンが始まるスタートを告げる鐘号砲を聞いてしまったという重い鈍痛だった。

オヤジやおふくろ達が裕次郎やひばりを亡くしたときに味わったものをやっと知ることができたが、それはこれっぽちすら知りたいものではなかった。




宗教を持たず神の存在を信じてない俺にはこういうときに贈る言葉を持っていない。
ましてや会ったことも話したこともないので共有するものはない。
なので心の中にまだ大事にしまわれていた少し色あせしてはいるものの全く傷ついていない「偶像の田中好子」に向き合うことにする。

あのころの俺を支えてくれてありがとうございました。






一番好きな曲




本当に楽しかった時期をくださり心より感謝いたします。
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テーマ : 訃報    ジャンル : アイドル・芸能

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浜の真砂は尽きぬとも!

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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