自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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夏休みの読書感想文 老人と海 ヘミングウェイ

Category: 読書感想文  
【先生へ】
毎年たくさん出てくる夏休みの宿だいの中で一バンきらいなのがどく書感そう文ですが、
ことしもやっぱりだされました。
ことしは去年よりもっと読みたい気分になれなかったので、こんかいもなるべくうすい本をえらぶことにしました。
おかぁさんに相談したら「これからは海外文学よ!」といったので外人さんの本を読むことにしました。でも英語は知らないよっていったら「日本語で書いたのがあるから平気よ」って言われました。「え~!?その作者って日本ごも書けるの~?」って聞いたら「日本人が通訳して書いたのよ。」って言いました。

「だったら外人じゃないじゃん!」と思いました。


      老人と海・表紙


と、ふに落ちませんでしたが本屋に行ったらボクもきいたことのある本がありましたので中身は全ぜん知らないで買いました。台は「老人と海」という本です。ヘミングうえぃさんが書きました。今日はその本の感そ-を書きます。


で、今まで読んだ本の中で一ばん面白かったです。
とくに人食いカジキと戦うアメリカ第七かん隊の戦いはスリル満点でした。
この本を読んでアメリカの最新式の兵きのことをたくさん知りました。
ハープーンミサイルの仕組みには得にビックリしました。


人食いカジキ




そのはんたいに生まれ持ったカラダひとつで戦いを挑む敵の人喰いカジキにも同情しました。
頭の先のとんがった部分が水圧で発射されるというのはこの本で初めて知りました。
さらに背中の大きな背びれから発射される数千本の針がアメリカ海軍の哨戒ヘリコプターを全滅させるところは格好よかったです。
人間側の武器を見て人間て本当に賢いなぁと思いましたが、そんなものにはびくともせずアメリカ人を食いまくる人食いカジキにはもっと感動しました。「大自然てすっげぇ~!」って心から思いました。
なんかアメリカ人て小説も漫画も音楽もみんなハリウッドみたいにしちゃうんですね。
そこが一番すごいと思いました。
 
【先生より 太郎君へ】
今年もあからさまに「読む気も書く気もありません」臭がぷんぷん匂う読書感想文を読まされる日が来ました。毎年課題図書が発表されていますが、各出版社がここぞとばかりに売ろう根性丸出しにしてきてるせいで課題図書が次々に増えてきてて大変です。
なかにはえ?これ名作?とか言うのも入ってたりしてて大変です。
読む気をまったく起こさせないラインナップだからといって無視してると読まずに感想文を書く輩も出てくるので先生も大変です。あなたたち生徒はひと夏で一冊でいいでしょうけど、こちとら毎年10冊ぐらいづつ増えてるから大変だよ。だからガタガタ言うんじゃありません。大人はモット大変なんです。

ああ、ごめんなさい。
ついつい当り散らしてしまいました。

さて、毎年ご苦労様です。
太郎君の毎年の嫌だ嫌だといいながらも正面から向き合ってくれる姿には感動します。
しかもちゃんと読み終わってるということがガビーンと伝わってきます。もうそれだけで夏休みの課題としては100点でいいです。ええ、もう読みたくありません。どうせたいしたことは書いてないんでしょう!?




そうは行かないんで先生もお返しに感想文を書きました。

先生がこの本を読んだのは中学2年生のときでした。
そのときは権威大好きの母が読んだこともないくせに「老人と海を読みなさい。」といったからです。
だいたい先生のお母さんは老人と海どころか漱石も由紀夫も龍之介も賢治もとにかく小説なんか一切読んだことがなかったくせに有名とかテレビで言ってたからという理由だけであれ読めこれ読めとか薦めてくる典型的な田舎の学なし娘で、小学校6年のおれに「若かきウェルテルの悩み」を読みなさい。と、頓珍漢なひとでしたからその本がどう面白いのかさっぱり伝わってきませんでした。でも受験参考書なんかにもその本のタイトルは乗ってあったので知識としては知ってましたし、ノーベル文学賞作家の代表作っとくれば「多分、その作家の中で一番面白いんだろう」という感じがしましたし、なんといってもやたら薄いのですぐ読み終わるだろうと予想したからです。

そのときはただ事実の羅列ばかりで退屈だったのですがこの前ウン十年ぶりに読み返してみました。
で、その感想ですが太郎君とまったく同じ感情で最後までわくわくと息継ぎもしないで感動のプールの中を最後まで泳ぎきるように読み終えました。食事もトイレも我慢したのはきっとチョットでも息継ぎしたら負ける!と思ってしまうくらい戦闘能力の高い作品だったからだと思います。
物語の大半を占めるアメリカ第七艦隊と人食いカジキの戦いでは常に鉄と肉とのぶつかり合いがモチーフとなっています。

俺たち世界最強の第七艦隊だぁ!


人間という爪も牙も分厚い毛皮も持たない貧者な生物が地球を征服できたのは、人類が頭脳と指と文字の獲得という何段階にもわたる進化の間絶滅せずにたどり着けたことが最大の要因だと思いますが、鉄はその象徴としてこの物語が描かれています。
が、完全に人間の勝利かと思わせておいて突然始まったカジキの襲来。
大自然という大きなメカニズムの中には人間ですら特別な地位を与えれれていなかったということが、カジキが人を単なるえさにしか見ていないというところに表されています。
カジキ側から見れば別に人間に負けたから引込んでいたわけではなかったのです。
人間への復讐という命題もありません。腹減ったナァ~、ナンカ食べよう!何だこれ?人間うめぇ~!という単純捕食者の視点しかありません。
鉄は人間の勝利の象徴だと思っていたら、「それがどうした?」感でカジキが襲い掛かるからこそ人間は恐怖するのです。
考えてみれば何を持って勝利とするかは双方のなかでルールの制定があって初めて決められることです。相手のことを知らず勝手にルールを作って勝手に勝利宣言しても勝手にそう思い込んでいただけで、大自然はゲームに参加すらしていなかった。相手にとってはソモソモ何か一緒にやろうという意識すらないのですから、勝利におごることがいかに危険かがこの物語全般で書かれている内容です。
何かと勝ちたがるアメリカ人には受け入れがたい作品なのではないでしょうか?

でもこの作家の視点のいやらしさはカジキの産卵孵化シーンをアレほど情緒たっぷりに感情移入しまくりで書いてるくせにカジキが人間の妊婦を鼻のロケットで突き刺すシーンにはまったく感情を移入していないアンフェアなところです。ヘミングウェイさんはなぜそのところだけそういう妙な立ち居地に立って書いたのか分かりませんでした。

それにしてもアメリカの最新式近代兵器の威力ってのは漫画ですね。
地上攻撃機A-10のガトリング銃なんて弾が糸みたいに繋がって出てくると解釈しなければ毎分3,900発の弾丸が出せませんよね。
A-10サンダーボルト

不謹慎ですが男の子の武器に対する強い憧れを十二分の満たしてくれる一方で、それすら最強でも勝利でもなんでもないというところがこの作品の恐ろしいところでしょうか?

それをもっとも象徴するのが、第七艦隊の半分を沈めてゆうゆうと海に帰る人食いカジキがあっさりと大蛸に襲われて食べられてしまうところでしょう。
世界の頂点にたっと思ったらそれはお釈迦様の手の平の上から一歩も出ては居なかった。
そんな東洋的・仏教的な思いもこの作者は持っていたのかもしれませんし、そういう考え方が新鮮さを持って受け止められたからこそノーベル賞に輝いたのかもしれません。

なお、よこしまな気持ちでこの文章を読んだ方はコメントも残さずお読みください。







※蛇足

アフガニスタンでゲリラが立て篭もった建物をA-10のガトリング銃が攻撃するシーン。
アメリカはこういう戦争をやっています。



なのに勝てません。
アメリカの考えてる正義とか自由とかって決定的に勝てるほど優れてるわけではないということもあの戦争では物語ってる気がします。
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テーマ : 読書感想文    ジャンル : 小説・文学

Comments

夏休みになると 
読書感想文のページへのアクセスが増えるんです。このブログではそれによって季節感を感じることができます。

ただ余りの露骨さにうひゃうひゃ笑いながらも「これを使って何かできないかなぁ?」と思っていたところしりあいのさとけい君から「嘘の感想文書いてみたら?」と言われたので、今年は思い切って夏休み読書感想文の定番の一つ「老人と海」を読まずに感想書いてみました。
夏休みの宿題をパクリで済まそうと思った心の汚れた人への私からのプレゼントです。

これで本当に引っかかって宿題を提出してしまった方がいらっしゃったらぜひお知らせください!
No title 
今読み返すとぶっとび加減が弱いなぁ。
嘘っぽさ漏れ漏れでありながら「ひょっとしたら本当にそうかも?」みたいなところを狙いたかったんだが・・・・。
No title 
生徒と先生のボケがかぶってるのも面白くない原因。
さとけいへ 
>ボケがかぶってる。
ああ、それか!

>面白くない。
もっとぼやかせて言え!

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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