自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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笹塚映像フェスティバル プログラムBの感想(前編)

Category: 上映会・作品感想  
ここんところ珍しく自主映画が続いている。
と言っても見る方ばかりだけど。
で先々週は本上映前の試写会ということで関係者ばかりのイベントだったから置いといて

土曜日はお世話になってまだお返しをしていない「エビ天監督」岩崎友彦監督の作品がかけられる上映会イベントにお誘いを頂いたので
笹塚に出かけた。

その名も


「笹塚映像フェスティバル」!!

笹塚映像フェスティバルチラシ


チラシにあったそのイベント紹介文を読むと元々は
渋谷、新宿、下北沢、中野に挟まれ、古き良き日本の姿を残すDOWN TOWN「笹塚」。
その笹塚から世界に発信する"小さくて大きい"映画祭「SASAZUKA国際映画祭」を企画


しているらしくて、今回はそのプレイベントという位置づけらしい。

国際映画祭開催に先立ち、プレイベントとして、若手の映像クリエイターをはじめ、これからの日本映画界を牽引していく映画人が集まり、多くの映像作品を上映する「笹塚映像フェスティバル2012」を開催いたします!

ということで、笹塚の小規模(とはいえ150人収容!)の劇場で約1週間ほど長編短編、ホラー、アクション、コメディ、ドキュメンタリーなど自主映画であるという以外なんのカテゴライズもされていないプログラムを小分けにして開催するという内容。

といっても後で総評でも書くが垣間見たところからはその笹塚国際映画祭とはなんであるかは全く見えてこない。
まぁショートショートの部分だったのでそこはお座なりな対応しかしなかったのかもしれんが(-^〇^-)。

なのでその辺は軽く流して久しぶりに「自主映画作品の感想ブログ」 いやぁ~本当に久し振りだなぁ。



■DATA
●題名:笹塚映像フェスティバル  http://profile.allabout.co.jp/w/c-65858/
●日程:2012年1月28日(土)  ※イベント自体は1/23(月)〜29(日)
●会場:●上映会場:笹塚ファクトリー(京王線笹塚駅下車徒歩30秒)
  収容人数:約150人
http://sasazukafactory.kyowakoku.com/


●時間:開場13時00分/ 開演13時00分~15時30分(ほかのプログラムもあったけど未見)
●入場料:1000円
●上映作品
 プログラムB
 ■ウォッシュドランカー/海老聡子
 ■kinkiri/加藤マニ
 ■Attack of the 2D monster!二次元怪獣の来襲!/岩崎友彦
 ■恐竜いらない/本田雅英
 ■how beautiful Japanese morning is/吹田祐一
 ■ラリパッパ/小林宏彰
 ■見守石/今泉真也
 ■氷雨/落合諒磨

※実際の上映順とは異なります。



ではネタバレ御免_(._.)_ !の作品鑑賞記
 
■ウォッシュドランカー/海老聡子(10分・ドラマ・2006)

上映尺数が10分あってストーリーが無い。という変わった作品w。
ボクシングジムに通う主人公がジムに入ろうとした時に現れたのが新人くん。いきなりポカリ買いに行かせ、自分はサンドバックに打ち込むが他の練習性に嫌われてるのか
彼は洗濯を押し付けられる。
でジムの二階で洗濯機もなく水道とたらいで手洗い。そこへさっきの新人がやはり洗濯を押し付けられて現れるが、彼は練習と関係ない洗濯すら自分の力となってると信じて心を込めて洗濯をはじめる・・・・・。終わり。




10分かかってここまで。
歌に例えるとAメロを歌い始めてBメロ歌い始めたと思ったら曲が終わった。というちょっと客席で膝ガックンとなってしまう作品。

この作品タイトルやスタッフタイトルを作品後ろにもってきている。
そのため奇妙な現象が起きた。
なんせ見る側としたらAメロで終わったのだからタイトルが来たその部分から話が始まるのだと思い込んでしまったのだ。
(タイトル遅っ!)と心の中で突っ込んでたのだ。
で、この上映会。作品ごとの合間に休憩も幕間もなく映像素材がわずかの黒味だけで直つながりしてそのまま次作品が流れるので
次の作品「Kinkiri」が始まってもまだストーリーが続いているのだと思い込んでいたのだ。

■kinkiri/加藤マニ(6分・ドラマ・2006)

kinkiri/加藤マニmini


何言ってるのか聞き取れない。
会場の音響システムのせいかわずかにエコーがかかっているので男の低音のぼそぼそ声はつらい。
上映会の冒頭で挨拶した監督の話で「人間をコマ撮り」して作ったという説明があったので8mmを知ってる世代としては
ああ、あの楽しさが久しぶりに!という期待とさんざんその手法の傑作名作を見た上でそれらに並ぶことができるのか?という不安とがないまぜになって見始める。
画面はアート系ニートっぽい以外は何の背景も説明ないし感じさせもしない(それゆえ感情を移入する手がかりのない)男の姿をモノクロの極端なハイコントラストに加工してコマ撮りした映像にボソボソした声でなにやら愚痴っている一人称モノローグを載せた作品。
どうやら作中の主人公である彼は他人と異なる時間の流れの中に生きているという設定らしい。コマ撮り手法により主役の人物は普通に動きながらも他者はめまぐるしく動く。
石森章太郎の名作サイボーグ009で描かれた加速装置の逆表現。009では加速装置が暴走し自分だけが動いて周りが止まっているなかで孤独に耐える風景だったが、この作品はその逆。これは良いアイデアだと思った。
作品の途中で主人公が解けた靴紐を結び直している時に普通の人からは道にしゃがんでいるように見えたので声をかけるが極端に遅い時間の流れの中に生きている彼にとってはそれに応えられずにいるのですぐに見捨てられるという描写は面白かった。しかしそれ以外は記憶に残らなかった。
結局聞き取れないこともあったが最後は自分が死んで土に帰る(換える)という言葉で終わっていたが、あの設定では主人公が一番長く生きるだろうに。

いやもうほんとう聞こえなくて何も感想が浮かばないや。
あ、そうだ冒頭の監督挨拶で「kinkiri」ってどういう意味ですか?とMCに聞かれた監督が「友人から聞いた去勢した牛のことを『金切り』って聞いて、ああ面白いなぁとおもって~~~」みたいなことを言っていた。じゃ他の作品につけても良かったわけだ?と反射的に思う。あまりタイトルと内容が関連していない。

「その言葉が気に入ったから・・・・ですか・・。」タイトルに現れるそういう迂闊さ(いい加減さ)が見終わったあと感想書くときになったまで尾を引く。


■Attack of the 2D monster!二次元怪獣の来襲!/岩崎友彦(13分・コメディ・2010)

90年に半年あまりでパッと現れさっと消えた深夜の「自主映画作品放送番組」えびぞり巨匠天国(通称エビ天)に常連として出場しいくつかの名作・奇作を披露し「自主映画」という小っちゃいけど不思議でヘンテコだけど魅力のある世界で一躍有名になった(小っちゃいけど不思議でヘンテコなw)岩崎智彦氏は一昨年に顔合わせをして彼に俺の作品を手伝っていただいたうえに、彼の作品にもちょこっとだけ手伝わせていただいた縁で今回お呼ばれした。
作品そものもについてはこのブログでもちろっと紹介したこともあるが 内容は「3Dの世界に助けを求めてきた2Dの女王に救援を要請される。というシンプルだけど「壊れている」お話w

二次元怪獣の来襲2

メインのテーマである二次元とか三次元とかの解釈がめちゃくちゃで楽しいの。
主人公の名前が二次元大介ってところで俺的にはもうつかみはOKなんだけど、現れる怪獣がいわゆるピカソの「ゲルニカ」の牛みたいに平面化され原色で塗り分けられたデザインなのもスゴイが、そもそも3Dのものを2Dにわざわざ展開したものがキュビリズムなんだから、それが立体化したら元の普通の牛にならなきゃいけないのにキュビズムったまま3Dでやんの(爆笑!)。

二次元怪獣の来襲



作中では2D世界が怪獣に壊滅されると現世の3D世界における2D物に重大な影響が現れると警告するのだが、岩崎作品の中でのその影響とは=物体がピカソ化することらしい。怪獣の光線を浴びるとみんな体が溶けるのはいいとしてなんでオッパイが三つも四つも増えるねん!!
そういう自由にめちゃくちゃであるがために展開が予想できないのであとを見るのが楽しい。また合成のため別撮りされた人物との会話が微妙にズレてることが元々めちゃくちゃなストーリーを飾る味付けになっちゃってまぁ自主映画の卑怯さをフルに発揮している。
とまぁ褒めてばっかりで気持ち悪いのだが

とにかく音が雑すぎっ!

もうちょっとなんとかならんかったんかい?
あれは真面目な映画学生ぐらいなら簡単に凹ませる作家性があるのに、全部消えてしまうぐらい音がひどいのだ。

《補足》
上映前のトークで岩崎監督もステージ上にいたがMCの女の子がタイトルを言うたびに毎回漏れなく噛んでたのには笑った。


■恐竜いらない/本田雅英(15分・コメディドラマ・2010)

作品紹介文:
ミンミンにプロポーズを受けてもらえない原田は、とある工場の「恐竜」が原因に違いないと逆恨む。
一方、ぐうたら働く従業員たちは、「恐竜」を目の敵にする原田のおかしな行動に初めはとまどうが、次第に巻き込まれていき……。


と書かれているほど各出来事が有機的に結びついてるようには思えなかった。

恐竜いらない/本田雅英2

この作品はある映像の専門学校の中での課題として作られたらしい・・・・。
専門学校の生徒が課題でつくる作品って作り手側のスタンスが論理や意見やストーリーであることよりもスクリーンに映し出される絵が憧れたかの作品のタッチを以下に自分のものにするかの方に重点があるようにみえることがしばしばある。
映画はあまり見ないので個々の作品についてこれが~のモチーフから来ているとか指摘できないのだが、なんらかの「前に見たことあるぞ?」感を最も強く感じる作品が多いのはこの専門学校卒業作品というやつだ。まぁ俺がわかるのはせいぜいAGFっぽいってところだけだが・・・。
で、こういう時に共通するのは「そのくせ語る内容はどうも借り物みたいな嘘っぽさだなぁ」と思うところ。
やはり映像メディアって機械(マシン)という工業製品が占める割合が大きいため、その分技術の伝達が容易い。
映像学校というからにはその点の伝達に関するノウハウはしっかりできているのだろう。学校内だけではどうか知らんが学校から外に出てきた作品は皆俺の住んでいる自主映画とは違う綺麗でちゃんとした本物の映画のような画面の自主映画ばかりだった。
初めて見た時は「ああ、やっぱり学校でないとあんなに綺麗に撮れないんだなぁ」とか思っていたけど何本か見てると、そういうのは総じて「何も面白くない」
いや妬んでるんじゃなくて(w)。内容がさっぱりなのだ。どうでもいいことだったり、前提(設定)に無茶があるために理解しようと努めてる間に終わってるとか。
この作品もその典型だった。
ミンミンはどうやら中国人らしい。主人公の原田は演出(もしかしたら設定から?)上はちょっと頭の足りない男として成り立っている。
だからそもそもミンミンとのコミュニケーションにはズレがある・・・・という設定。
とある工場の屋上に設置されてる巨大でリアルな造形の恐竜頭部の模型はそれなりに話の芯としてもっと象徴的になってもいいはずだし、実際見る方はてっきりそうだと思ってみていると「恐竜(模型)の正体」も「設置している理由」も、また主人公の原田が拡声器や立て看板建ててまで「撤去」を訴えてるのにそれを拒否する工場長の理由」も説明しない。登場する人物たちを理解しようとするのに必要な情報が全然足りない。意味ありげなものを意味ありげに置いといてそのままほったらかし。

物語は主人公・原田の勘違いに嫌気がさしたミンミンが逆に恐竜の設置されてる工場のぐうたら工員たちと意気投合し、自分を心配してくれている原田がその日も工場の下で反対運動を叫んでいるのをよそにその屋上で工員たちと楽しく大騒ぎではしゃぎはじめる。

このシーンは実は俺はとても好きだ。
この一場面だけならこの設定はとても彼らを引き立たせてくれていて一枚の絵になっている。しかし、それ以外が人物描写も設定も事件もまったくおざなりなのだ。
というか、もうこうなってくるとそもそもやりたかったことって「登場人物たちそれぞれが全く深く関わっていないのに共調し合う時空間の創出」だけしかなかったんじゃないだろうか?
屋上シーンまでの退屈。屋上シーン以降の苦痛。それがこの作品に感じたこと。
でもあれほどやりたいこととやりたくないことの温度差がひどいのになんとか一本の作品にまとめあげてしまうところも技術なのだろうか?

⇒。ここで全編見られます


明日ぐらいに続く・・・
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テーマ : 自主製作映画    ジャンル : 映画

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
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