自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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東京マラソン2013 記念書き込み

Category: 日常・雑記  
一日たってもまだ思い出し笑いが止まりません。

東京マラソン。

無事完走いたしました。

スタート


始めから終わりまで全部が楽しかったです。
生まれてからずっとちょっと前までフルマラソンなんかする人は真面目でストイックで体力や根性もある人がやるものというステイタスがあって、プロ・アマ問わず完走しただけで「すっげぇ~!」と思っていた。野球やってたとかサッカーやってたならせめて「甲子園出た」とか「国体出た」ぐらいにならないとなかなか尊敬されないのに比べて、マラソンは「やり遂げた!」というそれだけで価値を持つ稀有なステイタスだ。実際この前まで「すっげぇ~な~」とか「ようあんなしんどいことやるわ」というのが自分の目線だった。

が、単にダイエットと喘息対策のためだけに走っていた俺がいつの間にやら欲が出て、さしたる境界を意識することなくマラソンランナー側に回った。
境界を越えたことがわかったのは「東京マラソンに当たった!」と発表した瞬間に周りから「かつて自分がマラソンランナーを見るときの目線で見られた」瞬間だった。
でも当の本人はやはり「ダイエットと喘息対策のためだけに走っていて次第に距離が伸びていっただけでしかなく、それほど凄いわけでは無いことの自覚からくるテレ臭さの方が強かった。
そのせいで「ああだからマラソンはこんなに人気があり楽しいんだ!」ということが分かった。

42.195kmっていうのは、毎日飽きずに繰り返せば(俺の場合、週3回平均12kmぐらい走ってただけ)、どんな人だってできるギリギリの距離なのだ。
だけどそんなことをなかなか人はやりたがらないので他人から見れば「完走だけでもすばらしい!」となる。
市民マラソン大会の最大の醍醐味は人生の中に「主役」を演じられることができる数少ない機会のうちのひとつだからだ。
「国体選手でも無いし、日本代表で無いし、順位も関係ない!だけど完走できるだけで価値があるから私も挑戦したい!」 という、普通のスポーツと異なったところハードルがあることからくるギャップがあるのがマラソンだということだ。

今回全距離は走ってみて痛感したのは
「マラソンは誰でもできるんだなぁ!」ということと
「達成した喜びから来る『主役感』」格別だからこそこういった大会が全国にあるのだということだ。
36000人が主役になれるイベントってそうそうないよ?

来年また走ろう。
東京がダメなら京都でも大阪でも!
マラソンっておもしれぇ~!
 
■スタートはJ組
申し込みの際の自己申告タイムに従って早い順にA~Kまでの10組に分けられる。で、走ったこと無い俺は10kmのタイム60分からさらにそう都合よくいかないだろうと「5時間」で申し込んだらJ組になった。「みんなどんだけ三味線ひいてんねん?」。もうスタート位置が都庁前通り過ぎてワシントンホテル折れてパークハイアットホテルあたりになってる。それすらも「面白かった」というぐらい走る前からランナーズハイ

スタート前
◎ビニールを着ている人はスタートまでの1時間吹きさらしで待たなければいけないので道に捨てていける耐寒具として着ている人


■~5km
大体俺くらいのペースの人が一番多いので、コース上どこでも大渋滞なんだが、スタートから市谷過ぎまでの5kmは特に混雑がひどくて自分のペースが作れない。下り坂というだけでハイペースになりがちなのに前は遅いのが詰まっていたり、もっと早いのが追い抜こうとしてタイミングがずれてぶつかったり足が当たったり、コース変えのタイミングも慎重にやんないと追い抜き者の障がい物。

新宿五丁目東交差点過ぎ(2kmぐらい)
◎新宿五丁目東交差点過ぎ(2kmぐらい)

それと普段の近所とは風景画ことなって道も建物も大きすぎて距離感が狂いまくる。自分が早いのか遅いのか分からなくなっていたがそれでも10kmまでのタイムはキロ6分半と自分の標準ペースを作っていた。


日比谷帝国ホテル前(約21km)
日比谷帝国ホテル前(約21km)



10kmぐらいからペース落ちまくり。余裕が無くなってここから20kmぐらいまで写真なし!
途中数回歩きを入れなくてはならなくなる。


■知らない奴らとデッドヒート
20km半分を超えたところですでに目標だった5時間切り(サブ5)はほぼ不可能になり、逆に少し写真を撮る余裕(というかあきらめ)が出る。

気が付くと「あれ?こいつさっき居たよな?」という人間がたくさん居た。
考えてみたら同じタイムで走る人間ってのは当然同じような場所にずっといるわけで、少しくらい早くてもこちらが休んでいる間にまた追い抜かされたりしてるだけで、給水やら屈伸やらやっているたびにあ、こいつさっき抜いた奴だとかあ、また抜かれた!とか知らない奴らあてに何度もデッドヒートしていた。

銀座(21km過)だいぶ疲れが出始めてきた
銀座(21km過)だいぶ疲れが出始めてきた

■コスプレランナー
ランナーの中にはコスプレランナーもたくさん居てそれがこの大会のひとつの見所にもなっている。
自分の周りにも人がたくさん居て視界が狭いため他のランナーを見る余裕なんてなかったが、沿道の応援者・ギャラリーたちの声援で誰が走っているのか分かった。
「マリオー!」
「NARUTOぉ!」
「コロッケ~」
「AKB~」などなど。

俺が見た中で一番ウケたのは「アルプスの少女ハイジ」
背中にクララをしょっていた。
ミッキーはたくさん居すぎて、さっき見た奴か別の奴か分からなかった。

ところで、沿道の人たちの声援って楽しくて嬉しかったが、知り合いでもない限り万遍無い「頑張れ~!」というしかないのだが、コスプレしていると「○○○~頑張れ!」と名指しで応援してもらえる。
そうかコスプレするとチヤホヤされるんだ!と知った。

■有名人
浅草寺前の応援ブースに大林素子と為末大とか岩崎恭子とかいたから思わず写真を撮った。
本当ならノリノリで一緒に写真を撮ってみたかったが、今はそれが凄く恥ずかしくって言えない自分になっていた。
それにしても浅草のギャラリーの数は凄かったなぁ。
浅草寺前:コースで一番華やかな場所(28kmぐらい?)
浅草寺前:コースで一番華やかな場所(27.8kmぐらい?)


行程の中で一番つらかったのが20kmから30kmの間。筋肉がダレまくって走り続けてくれない。
歩いては走り、走っては歩きの繰り返しで目標タイムは遥か彼方へ。
体感的に1kmが凄く遠くなってしまう。
なかなか24kmになってくれず、25kmになってくれず、26kmがいつまでたっても来ない。
それを10回繰り返した。
茅場町あたり(23km付近)
茅場町あたり(23.5km付近)

屈伸運動すれば結構足が軽くなることを始めて知った。いや、このあたりってもう俺ぐらいのペースの人にとっては関門らしくあちこちで歩いていたり屈伸していたりしていた。俺もハーフまでは経験あったけどそこからは未知の世界だっただけに、こうなるのか~と面白かった。

■足きり
この大会は制限時間は7時間となってるが、コース上の各ポイントに関門があり各制限時間が設けられている。そのためレース途中であってもその時間内に達してないものはリタイアとされ、大会側が準備したHATOバスで回収されていく。反対側の復路側からたまたまその後継を目にした。「5秒前!4,3,2,1!」と数えられると同時にトラロープが道に張られ失格となる。そこから後ろはもう全員がとぼとぼと歩いている状態。片側の道がぽかりと開いてさびしくなった。

足切り
関門が閉門された瞬間!


茅場町一丁目(32km付近)
そして反対側には誰もいなくなった




■ラスト10km
になると体の疲労はあるものの精神的にだいぶ楽になった。タイムは遅くても自覚的に「あ。もう31kmか」とかいう気分になっていた。このころには300m歩いては300m走るの繰り返し。沿道の声援にこたえられなくて少し恥ずかしくなって道路の中央側を走るようになる。立ち止まったり歩いたりする人はみなこちら側に行く。邪魔にならないから。

風が強くなってきて少し走りにくくなるが、邪魔になるほど早くも無いのでタラタラとマイペースで歩きと走りを繰り返す。


佃大橋の強烈なダラダラ坂で、ペースが落ちるため再び混雑になる。
佃大橋上り口(36kmあたり)
◎最後の関門!佃大橋上り口(35.7kmあたり)

佃大橋上り口のときの俺(36kmあたり)

◎そのときの俺(35.7kmあたり)

最後の40km地点にある給水場で水分とアミノ酸を多めに補給した。
最後は走りたかったから。
そういう高揚感がまたエネルギーになってか、そこから最後まで7分弱のペースに戻って走ることができた。

豊洲(ほぼ38km付近)
◎豊洲付近。残り一桁になると元気が出てきた

で、ゴール。

その途端、死んだオカンや親父や、いつも途中で投げ出してばかりで何一つやり遂げられなかった自分のこととかもうなんかいろんな言葉じゃないものが何の予告も無く頭に沸いてゲートをくぐった途端、涙と嗚咽がぶくっと噴き出した。
自分でもびっくり。
とにかくいい年こいて格好悪過ぎるのでタオルで顔を隠して立ったまま短い間だけ声を押し殺して泣いた。

ゴール後荷物受け取り場で



記録 5時間28分50秒(自己計測:ネットタイム)。

自己計測タイム




とにかく最初から最後まで

本当に楽しく、


面白く、


嬉しい一日
  だった。
やってよかった。
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テーマ : マラソン    ジャンル : スポーツ

Comments

改めて、おめでとうございます! 
言葉なく。

ただ、ただ、感動しました! ありがとう!
 
完走おめでとうございます!

小原さんが書いたものを読んで感動したのははじめてです。
どんぱちの小原です♪ 
>吉本さんへ
実際、それほどの自覚無くランナーになったので「完走すること」に不思議と疑いは持っていませんでした。なのでやはり感動されると、マジで「それほどじゃないッス」と思ってしまいます。アホみたいに記録記録としゃかりきにさえ成らなければ、マラソンは割りと普遍的に人間に備わっている機能だと思います。70歳超えのランナーとかいましたよ。ぜひ吉本さんも走ってみればよいと思います。

>さとけいへ
何かと気にしてくれてありがとう。感謝しています。
つうか、ドキュメントはライブで体験しちゃうとちょっとやそっとのフィクションは適いませんがな。きっちり同じリズムで走るメイドコスプレのブス二人にテンポ良く佃大橋で追い抜かれた屈辱はまだ忘れられない!!

なんてたった5時間の間、出来事ばっかりで本当面白いだって。あんたもやれば?

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プロフィール

どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
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