自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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B-DASHに感じること

Category: 上映会・作品感想  
前にも書いたように、BABA CHOPというのは高田馬場にある映像製作会社の社長でもある宮田けい氏の自前のミニシアターで、小さいながらも設備は上等。多少入り口はわかりにくいものの、公共施設を除けば個人レベルの自主興行にはかなり適している良物件。
その舞台でオーナーの宮田けい氏はそこを「自主映画のメッカへ」という意気込みをHP上で述べている。
原則客商売でありながら、たとえば、下北沢や東中野あたりの自主映画上映の常連と比べれば、雰囲気はかなりプライベートだ。
が、なんといっても最大の特徴はとにかく宮田氏の人懐っこさが抜群なのだ。たいていの作家が居心地のよさを感じるのは当然だと思う。
まさに門が開きっぱなし。俺のように「遊びで映画やってます。プロになる気はさらさらございません。」的いい加減映画人間にすら対応は他の人と変わらない。
これで、俺をチャン付けさえしなければ・・・・・・・。

俺の参加したB-DASHは宮田氏が所有する(所有というのも変だが)劇団やスタッフたちに他の自主映画を見せようということが動機根っこに合ったようで、確かにその傾向は強い。観客の大半は何らかの形で宮田氏の関係者だ。
第三者に対する告知力や宣伝力がない個々の自主映画作家たちにとって知り合いや、身内でないで無い人にも作品を見せられる良い機会になっていることは間違いなく、それだけでも彼の持つ財産のすばらしさがわかる。ある意味客付き会場を所有しているという感じ。

が、俺が参加した時点でのB-DASHは俺のような実力ナシナシ三流監督には出品するには都合のいいイベントどまりで、反対にプログラムを他人に観客としてお勧めするかとなると、まぁそんなことは無いなぁ。というレベル。
ましてや『自主映画の良さ』を広めるにはあまりにも力不足・ネタ不足。まるでどこの自主興行でも見られる『作家の自己満足の場』しか見えてこない。(一時期、まったく顔ぶれがある上映会と殆ど同じという状況になっていた)

そうなっている理由として特に顕著なのが
 
●上映監督の固定化
自分の作品をでかいスクリーンとたくさんの観客の前でその中で行われるB-DASHというのはある意味「小屋自前の企画上映」というものと同様だ。
ここで、あまり公開する機会の無い自主映画の作品を持ち寄って上映するというのは宮田氏の優しさの表れではあるが、この時点ではそれが甘さになり、活動暦が長くストックは山ほどある三流監督作品(俺、その代表♪)も集まってしまうということだ。
そりゃどいつもこいつも身内しか来ない上映会しかやったこと無いから、ここぞとばかりに集まって居座るがな。俺もそうしたし。
で、これが外から見ると「宮田氏とその楽しい仲間たちの場」と見えてしまう。結局新規の顧客の開拓に結びつかない。
またそれが、メンバーの固定化に拍車をかける。というろくでもないスパイラルに陥る。
例えて言えば「常連だらけの居酒屋はたいてい廃れる。」のに近い。
常連監督もいつかは種が尽きる。居酒屋は消耗品だからいつまでも来てもらえるが、こういうスタイルの上映会ではどういうことになるか。
プランナーとしては毎回毎回のイベントがそのときの客を満足させなければいけないのと同時に、新規の種集めに結びついてるかどうか?大きな疑問符がつく。だいたい出品監督から外に広がるか?といえば大して広がらんよぉ。
たいていはどこからも孤立してるか、知り合いのお仲間集めてくるだけだから、観客の中身も作品のメニューもその人たちの自主興行の上映会と何も変わらなくなる。村が引っ越してきただけだ。
ただ、これは自然な成り行きに任せたときの当然出てくるベクトルで、見せることに快感を持つのはレベルを問わずすべての監督にいえることなので、責任は出品監督の方には無い。
イニシアチブを握らなければいけないのは宮田氏の方だ。

●観客対象への甘え。
「甘え」といえばちょっとキツイが、観客の大半が宮田氏との個人的(仕事上もあるかも)な繋がりを持った人と、B-DASHで良い思いした作家と作家の関係者。となると当然上映作品の中身の良し悪しと関係なく安心して来てくれる固定客となる。
が、大勢の仲間たちも宮田氏なら行こう、とか宮田氏が誘ってくれるから、宮田氏に会いたいから。で来てくれる。
会場が小さいので宮田氏の人脈で十分埋めることができる。それ以外の行動を必要としないのである意味完結してしまっているのだ。
それはそれで、幸せな空間なんだが、『良いの?』と思う。

会場で少し話をした宮田氏と関係のある若い者(役者)は宮田氏のお陰ではじめて他の自主映画を見たと言った。『じゃ、自主映画ってどうだった?』と尋ねてみると「自分勝手でわがまま。」と言葉を選びながら答えた。
密やかに爆笑。内訳は不明だが、決して肯定的な反応ではないことは確かだった。

宮田氏がB-DASHで発したかった情報とはそれだったのか?
そうではなかったと思う。しかし、受け取られた情報はそうなっていたのだ。

わがままで自分勝手な作品のラインナップを続けても破綻しない空間。
宮田氏がしたかったこと目指してるものはそれだったのか?ということが付きまとう。
それを観客への甘えではないかとタイトルをつけてみた。

●今となってはもう古い結論
自前の小屋を持つというのは、もう絶大な力であることは確かで、宮田氏の本来考えていただろう『自主映画のメッカに』という目標を立てるのにこれ以上の武器は無いと思う。
さらに言えば宮田氏個人のキャラクターである懐の広さ(甘さ・・・笑)は鬼に金棒なわけで、
だからこそメッカにという目標も現実味が増してくる。
そこらの個人作家が誰も来ないBBSで叫んだり、自作の作品上映のコピーで詠うような薄弱な根拠ではない。確かな土台であることは間違いない。

ただ、やはり「作家への優しさ」と「一般の人に自主映画のよさを伝える」ということは両立しようとすると必ずムラ自主映画と同じようになる。という鉄壁の法則に警戒することだと思う。
先にも書いたようにそれは作家のほうに責任があるのではない。作家とはそうあってこそ作家だからだ。
要は自分の目標に対してリアルでシビアになるかということだと思う。
実はずっと前から宮田氏自身は気づいている節もあったのだが、いかんせん誰にも優しい性格が災いして思うように行ってないんじゃないかと推測している。

イベントごとに作品が変わる。作家も変わる。そういう中で普通の人への告知で「良い作品なのか?悪いのか?」は殆ど(まったく)伝わらない。中身が変わるごとに一々警戒させることは宣伝力が衰えていくばかりだ。それでは絶対無理じゃないか?と思うだろうけど、しかしどんなに中身が変わろうと絶対に変わらないのが「B-DASH」というタイトルであり、それが同時にブランドになる。というか、ブランドとは本来そういうものだ。

先に中野ムービーラプソディのことを書いたときに「主催者の姿が見えない」と書いた理由は同じ。
作品の質を維持しながら続けていくことで初めて「宮田氏だからに行こう」では無く宮田氏が薦める作品だから大丈夫だろう。に変わっていくのだと思う。

コンテスト系の上映会とはその面でまったく構造は同じ。だそれなりのレベルと質を保証していることの代名詞だから、PFFだから見に行こうとか、TAMAだからとか、ゆうばりだからとなる。

で、まだB-DASHという看板にブランド力が無い今とる方法は一番遠回りだけど、たくさん他の上映会に行って、面白いと思ったものをたくさん知って「これは他の人に見せたい!」と思うものをなるべくたくさん集めることしかないと思う。
そうやってブランド力がついてきたら今度はわざわざ出かけなくても募集するだけどどんどん集まってくるという方法が取れる。確かな選択眼を持っているということを重ねて言ってこそさらに宮田氏の選択基準に信頼が置かれるし、それがブランドの信用力となる。
といってもプライベーター同志の集まりの自主映画でそれをやることはかなり難しくなかなかやろうと思ってできるものではないが、宮田氏にそれが可能な根拠はある。それは何度も繰り返すが宮田氏のキャラクターだ。「同じ映画を作るもの同志だから」という愛情が根底にあるので憎まれないのだ。だからこそ「あんたのこれは駄目。」と言っても反発は少なくてすむし、逆に「良いのができたら上映してくれる。」という信頼も得られると思う。少なくとも「自主映画やってるからと言って俺とお前が同じだと思うなよ!」と普段から口にする俺なんか「駄目」なんていおうものなら、あっという間に叩かれるからなぁ。

↑というのが去年の時点での話で。
最近では少し様子が変わっているらしい。
ラインナップもだんだん質が上がってきているようだ。
まだまだ宮田氏の移動距離(範囲)は小さいが、結局良い上映会というのは作家にとって良いでは無く、お客さんにとって良いものであるという当たり前で当たり前で仕方が無いがぐらいの結論だが、
実際ほとんどの人がそれができないんだよね。
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テーマ : 自主制作    ジャンル : 映画

Comments

確かにね 
確かにその通りで、上映作品の質を高めていくという作業は
非常に時間と手間がかかるからなかなかやれていない。
おばらチャンが来なくなってからは、PFFグランプリの石井君
の作品も何本かやったり、短編特集もやったりしているが
今は作品を集めることと維持することで手一杯だ。

いちばんのネックは、若い人がなかなか参加してくれないこと。
機材を借りに来る専門学校の学生さんたちに「できたらもって
おいで」と、よく言っているのだが、全然もってこない。
というか、途中で頓挫して完成すらしていなかったりする。

B.DASHも20回を数え、そろそろ「あそこにいけば必ず素晴らしい
監督や作品に数本は出会える」と言われるようにならなければと
思っている。

はっきり言って、経営面ではシアターは毎月赤字だ。
家賃の半分しか収入がない。足りない分は本業からつぎ込んで
いて、2年間で400万は累積赤字になっている。
それでも、B.DASHを続けるのは、いろいろな人たちと出会える
から。監督、役者、スタッフ...ここで出会った人たちと作品を
作る機会も何度かあったし、仕事を手伝ってもらったりもしている。
B.DASH後の飲み会は、毎回15人以上集まっている。
これも素敵なコミュニケーションの場として、いい方向で機能して
いる。

自主映画の発信基地となれば...と思ってはいるが、自主映画自体が
世の中でどれだけ認知されているかを考えると、この小さなシアター
を毎回お客さんで埋め尽くすのさえ難しい。

まぁいろいろたいへんやけど、ぼちぼちやっていきますわ。

No title 
もう、いろいろいいたいことあるので、あなたのためだけに一つ丸まる記事で答えてやるやるやるるるるるぅ~~~

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

ダカラァ
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