自主映画まみれ!

自主映画(特に個人映画)という特殊で奇妙でへんてこりんでとてつもなく面白い世界の紹介や批評や悪口や日々のくだらないどうでもいいことを脈絡無くつづったブログ。ただいまブログだと怖いけど会ってみたら割といい人じゃん♪キャンペーン実施中(落とし所不明)

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「東京ローズ劇場」~高橋弘 映像独演会~

Category: 上映会・作品感想  
DATA
■2008年4月12日(土)
■BAR ガリガリ
■料金¥1000-(当日のみ)

youtubeで世界90万アクセスを記録した「手づくりのSTAR WARS」の高橋弘監督が
一般初公開のデビュー作に加えて、出演作、スタッフ参加作品を集めて一挙上映!!

ということで、行ってきましたがな。
会場のBARガリガリは井の頭線「池ノ上」駅の踏み切りすぐ横にある地下のBARで
場所のよさと料金の手軽さとなんといっても独特の装飾もあって自主映画の会場としては大人気。
ほぼ半年先まで会場スケジュールは埋まっているそうだ。←これはいつかちゃんと取材て見よう。

おっと、会場の話はまた別の機会に。
本題は主催の高橋弘氏。
およそモテルという概念から遠く離れた風貌はある意味正しい自主映画監督の姿。

氏は兵庫県で伊丹映像研究会という団体を主宰している。
アマチュア向けの映画制作講座などを催して地域に根ざした文化活動を通じて自主映画に携わっている。
活動暦も古く、代表作としてあげられている名作「手づくりのSTAR WARS」を見たのははるか18年前、懐かしい自主映画番組「エビ天」だった。

それやこれやで作品だけでなく彼自身のキャラクターにも興味があって出かけることにした・・・・・・超満員。

け 人気者はエエねぇ!

以下、
 
【上映予定作品】(以下すべて監督:高橋弘)
●手づくりのSTAR WARS」・・・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭91入選
もう、アイデアが素晴らしい。
作品そのものはYou Tubeで見られるのでタイトルでググって見てくれ。
エックスウィングやタイファイターが手で造形できるということまでは分かる(いや、俺は思いつかなかったけど)、ミレニアムファルコンがあれで表現できることによく思いついたなぁ。
タイトルの意味するシーンを端的に切り取って、変にウェットになる前にさっと終わらせるというまとめの良さにも感動。
・・・いやかなり昔だけど「アイデアは良いのにズルズルと引き伸ばして100倍薄めたカルピスみたいになっちゃった作品」を思い出してさ。

●新・ゴジラの逆襲」・・グリーンリボン賞84川北賞
襲うのが人間で襲われるのがゴジラという逆転の発想が見事。
可愛く逃げ惑うゴジラを見てると「人間てなんて悪い奴なんだ!」と思えてくるから面白い。

●糸でんわ」・・・NHKミニミニ映像大賞06落選
悪いが、これはしょ~もなかった。
糸電話が声以外の暖かさのようなものも伝えられるかもしれないという夢は心地よいものだが所詮幻で嘘だ。
フィクションではその嘘をいかにも本当のように思わせる(あるいはその嘘を許してもらえる)ように演出があって、その演出の技法を競うのが小説であり、漫画であり、音楽であり・・・・。
まぁ、そうなたいそうな話ではないけど要はアイデアを素で出しただけだとこうも味気ないものかと思っただけ。
背景とか演技とか舞台とか映像でできることすべてに気を使わなさ過ぎたために「え?これで終わり?」という失望感が。
多分、同じようなアイデアはほかの応募作にもあったんじゃないかと思う。コンテストでなくても。

●決闘シリーズ
快作です。
西部劇でよく見る拳銃の血統シーンをさまざまなパロディとかギャグでバンバンと続けていったミニ作品。
本来はある上映会で作品と作品の間に挟むアイキャッチ的に作ったものだということだが、一気に畳み掛けると面白い。
ラストはもうセオリーとか構成とか粗とかもう何もかも投げ出したようで爆笑。
最初分からなかった登場人物の一人の頭に乗っかった巨大な異物がソンブレロと分かったときに爆笑。

銃声の効果音は絶対口で出してると思うんだよなぁ。

●小市民(こいち たみお)の大冒険
まぁ、・・・・・おもろかったはおもろかったけど。
そう言い切るには釈然とせんなぁ。
キャラクターは抜群だけどね。

●たいくつな二人
ぜんぜん分からんかった~~~~~!
誰か最後なんていったか教えてくれ~~~~!

●オオサカCJロックンロール
早い奴は早いよね。映画を作り始めるやつってのは。当時動画媒体が8mmしかなかった時代そうおいそれと作品作れる奴ってのは少なかったけど、なんかやる奴はやってたなぁ。
俺も一番最初の映画作りは高校1年生の16歳のときだったけど、そのときはシリアスな刑事モノを作った。
いわゆる真面目のイノシシ人間だったから、映画とはこういうものだという思い込みが強く、また自分が撮っているものもそういうものだというハイテンションに飲み込まれて、実際覚めた目で落ち着いてみればお肌つるつるの高校生が体に合わないスーツを着て格好をつけてる滑稽なものだった。

所詮アマチュアだから、ちゃんとしたものは撮れる訳が無いのだからいっそのこと逆にそれを笑い飛ばしてしまえば良い!ということを教えてもらったのはその
後、他人が一体同じ環境でどんなものを作っているか気になって他の作品を見たときだった。

この作品はそうやって笑い飛ばしてやれ!の姿勢で作られた怪作。
まぁ、出るわ出るわ、開き直って快走するネタの数々。

俺ももっと早く「自分のやってることは自分が思ってるほど上手くないよ。」と気づいていればなぁ・・・・。
この作品を見て思い出したのは自分のことばかりだった。

●神様のいじわる」(♪PV)出演:宍戸留美
ご本人もトークゲストで登場。
生のアイドルっていう奴はやっぱりそれなりに鑑賞に堪えれるなぁ(←ひどぃ)。
8mmフィルムの悪いところばかりが目立った作品。
(元)アイドルの宍戸留美 のアルバムの中の一曲のPVでわずかな時間をやりくりして撮影したということだが、それが「よくやった!」にならずに「言い訳」になってしまった。
顔に落ちた影が彼女を婆さんに見せてしまっていたり、明るい曲なのに背景も本人もやたら暗かったりで寂しい・古臭い・よく見えないという三重苦に陥った。
女性を撮るときに一番気をつけなければいけないところに一番気を使わなかったなぁ。
毎作アイデアが秀逸なのに、この作品は土俵が違いすぎたのかPVというジャンルに飲み込まれてしまった息苦しい作品だった。

●高橋弘とは?
全作品を通して見て思ったのだが、高橋弘氏というのはどうもアイデアが先行するが、それを包む箱とか包み紙に気を使わなさ過ぎるという特徴がある気がする。
それが時にアイデアさえも殺してしまったりするし、アイデアがないときには演出や撮り方などの他のものでカバーできずに拙いものになったりしているように感じた。
映画が総合芸術と人はよく言うけど、総合的であるがゆえにいろんな入り口から映画にアプローチすることが可能であるが、そのどれもこれも広範囲に気を配らなければなかなか成り立たない面倒くさいものであるという逆の面も持っている。
だから撮影現場にはぞろぞろと山ほど関係者がいて分業化が確立しているのだろうけど、何もかも一人でやる自主映画では高橋氏に限らずなかなかすべてに目が行き届くことができる人も少ない。
さて、人数が揃うことを前提として人が集まらず自分の作品を持たないほうがいいのか、何かが足りなくてもかまわねぇ、やっちまえ!ということが良いのか?
そんなこと俺には答え出てるけどね。


グダグダ言わずにやっちまいな!

伊丹映像研究会で一番彼が伝えたい、もしくは伝えられる最大のものとは、それじゃないかなぁ?と思い。
俺はそれに大賛同する。


以下 ゲスト作品。

●「トイレの花子」(監督:石田アキラ)
結果(オチ)より過程が楽しい作品。
花子が実に可愛らしい。そして可笑しくて切ない。
ごっついカロリーの高いメシを食ったあとのお茶漬けがことのほか美味く味わえるような清涼感があった。
もっと二人の交流を見てみたい長編化してもいいんじゃいのと思わせてくれる良作でした。

●「ひとけたの夏」(監督:岡秀樹)
俺は知らなかった(本当ひどいよなぁ俺って)けど、立派なプロの人だった。
トークでご本人登場。他の人は驚くものの俺だけポカ~ン。
本作品は伊丹市の市制施行50周年(1990)を記念して作られた16mm映画。
4人の少年たちの長いようで短い夏休みの点描を綴っていって大人になっていく過程の一部を描くという・・・・・・良くも悪くも王道作品。
適度にまじめで適度に悪くて適度に泣いて適度に怒って適度に笑ってと少年たちが複雑な表情を重ねていく。
すべてが適度に調和されてて。

いかにも公的な作品。ロードショウでは見れないが、学校の体育館で全校生徒集めて見せられるような作品。
上映前のトークを聞けばこの監督の自主映画はかなり凄まじいらしい。
となると分かるのは、「そんなに図抜けたセンスもありながら、いかにも市のお偉いさんが喜ぶものにちゃんと仕上げられるお行儀の良さを演じる」こともできるということ。





たぶん、そこがプロになれるかどうかの結構重要なファクターのひとつじゃなかったのだろうか?

そんなこんなで見終わった後は金がないし、偉い人ばっかりなのでさっさと帰る。
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テーマ : 自主制作    ジャンル : 映画

Comments

ご来場ありがとうございました! 
各作品や私のことまで、こんなに論じて頂けるなんて、多分ハジメテのことで感激しております。お恥ずかしいやら、うれしいやら。とにかく作りつづけますので、よろしくお願いします。
(盛況やったんは温泉芸社さんの名前のお陰ですよ。)
穏やかな方でよかった 
あ、見られた。
はじめまして。
私も映像温泉芸者の方々とは何かとお世話になっておりまして、その伝でお邪魔させていただいたことは確かですが、彼らのイベント全部に行くわけではなくやはりプログラムは選んじゃいます。そういう意味で今回のイベントに出たのは少なくとも私の中ではネームバリューがあったからでしょう。私なんか一度も彼らに小原作品の上映会してもらったこと無いですからwwwwwwww!
ちっくしょ~~~~~~!
ちゃんちゃかちゃんちゃんちゃちゃちゃんちゃん♪

拙文お読みいただきありがとうございました。
あまり上手に表現できなくてもどかしいのですが
それにしてもよく見つけられましたね。

いかに今までの掲示板が閉鎖的だったか・・・。

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どんぱちの小原です♪

Author:どんぱちの小原です♪
映像草野球トイウ冠ヲツケテ~どんぱちプロダクショント名乗ッテマース。ソシテぇ自分デ映画作ッタリィ、自分デ上映シタリィ、出演シタリィ、他ノ上映会二行ッタリ感想書イタリ悪口言ッタリ アリトアラユル方向カラ自主映画ヲ見テイマ~ス。
自主映画デサエアレバ傑作モ駄作モ大好ゥキデ~ス。

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